読書の記録 くらのかみ
小野不由美さんの『くらのかみ』を読みました。
小野不由美さんは好きな作者さんの1人なのですが、Kindleで電子書籍がないため、書店を訪れた時に読みたい本があれば購入します。
今年の7月に単行本化されたので、読んだことがないだろうと手に取ったのですが、なんとなく覚えのあるお話・・・。
どうやら以前、図書館で借りたことがあり、読んだことがあったようです。でも、ラストまでは覚えておらず、新鮮な気持ちで楽しめました。
田舎にある古い大きな屋敷。相続をすれば、財産は得られますが、行者に祟られ、座敷童子に守られているものの、子どもが生まれても育たない。
後継ぎの資格を持つ親戚が集まって、相続について話し合いが行われる中、子どもが1人増え、食事には毒が入れられ・・・となかなかドキドキする展開です。
主人公は、小学生の男の子、耕介。子ども向けに書かれたお話なので、ミステリーだけれど、ヒリヒリせず安心して読めました。
私なら相続は本当にごめんですが、やっぱり財産が欲しい人もいるものですね。幸せってお金だけじゃないって子どもだからこそ、ちゃんとわかるものなのかも知れません。
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