「料金設定」のありがちな失敗談
前回のnoteで「人が来れば来るほど赤字になる」ビジネスモデルを作ったと書きました。
常識で考えるとそんなことをするわけないと思うかもしれませんが、実際に自分で商売を始めてみるとそうなるかもしれません。個人的には失敗はすればするほどいいと思ってます。失敗談をシェアするのは失敗は失敗談を聞いたくらいでは防げないからです(笑)。
実際に失敗してみて、「あ、このことだったのか〜!」と思って頂ければ幸いです(?)
「人が来れば来るほど赤字になる」ビジネスモデル
パワーワードですね。
本を交換するイベントをしたのですが5万円の赤字でした。
なぜ赤字になったかというと
イベント参加費 < (会場費+食事代)
だったからです。
そう、
(イベント参加費)×参加人数 < (会場費+食事代)×参加人数
ふふふ
(イベント参加費)×参加人数 < (会場費+食事代)×参加人数+スタッフ給料+ゲストスピーカー謝礼+チラシデザイン料+チラシ印刷代金+・・・
最終的に
2万円 < 7万円
(読み方 : 2万円は7万円より少ない)
になりました。
失敗の原因
料金を決めるときに、「世の中の相場」を元にして決めたからです。
一般的なイベントの参加費は1,000円だね、とか、一般的なゲストの謝礼は5,000円だね、とか。世の中がなぜそれで上手くいってるかと言うと経費を抑えるための努力をしてるからなんですね。商品は工場で一括で作るとか、店舗を増やして大量生産して商品の単価を下げるとか。
わたしたちは経費を下げるための努力をなにもしませんでした。だから「世の中の相場」をもとにした料金設定では上手くいくはずがないんです。
料金設定の仕方
では、どのように料金を設定すればいいのでしょか。
多分正解はないと思いますが、わたしがしてる料金設定の仕方です。
①目標金額を決めます
②経費を逆算していきます
以上です。
(例)本の交換イベント
目標:5,000円の利益
会場のキャパ:10名
会場代:3,000円
参加費:X
参加人数:Y
この場合だと、
目標利益5,000=参加費X ×参加人数Y-会場代3,000
になります。5人くらい来てくれそうなら参加費1,600円で、10人来てくれそうなら参加費800円くらいになります。
こういう風に料金設定してるといくつかいいことがあります。
①利益が出る
②失敗した場合でも次回の改善に繋げやすい
③料金設定で悩まなくなる
です。個人的には③が大事かなと思っていて、わたしたちのサービスにこんなにお金を頂いてもいいんだろうか?と思ってもやもやしてましたが、「これくらい売り上げばないとやっていけない!」ということに気付いたので良かったのかなあと思います。
以上、料金設定についてでした。
劃桜堂 大野