一寸先は本屋
こんばんは。かくおうどうの大野です。
よく「なんで本屋さんやってるんですか?」とか「そもそもなんで本屋さんやろうと思ったんですか?」と聞かれます。
それに対しては
「気付いたら本屋さんやってました」
で過不足なく答えになってると思っています。
どんなことをやっているかというと
「若者の本離れをなくすために本との接点を増やす活動」をしていて、
具体的に言うと
「ケーキ屋さんをブックカフェにしたり、美術展に本並べたり」してます。
次回イベントは5/16(木)になります!
で、ここまでは本=良いもの、本屋=良いものという暗黙の了解に基づいています。私は平成4年生まれですが、同年代や下の年代の人たちは紙の本は自分で買ったことも読んだこともないという人も多いのではないでしょうか。
というわけでものすごく今更ですが、
「本屋さんの魅力」についてお話させていただきます。
結論から先に言うと、本屋さんの魅力は
「本来なり得なかった自分になり得る」ことです。
対比のために英会話教室を例に出します。
英会話に行く目標は英語を喋れるようになることが多いと思います。
英語を喋れるようになった結果、試験でいい点が取れたり良い大学に行けたり、いい会社に就職できたり海外で働けるようになるかもしれません。
英会話は例えるなら真っ暗な暗闇の中で、一歩目に踏み出す光る足場のようなものです。その先がどうなるかは保証しませんが少なくとも一歩目を保証していることは言えます。
本屋との違いはここにあります。
本屋は人に進むべき道を示すものではありません。
見えない道が全方向に広がっていることを体感する場所です。
自分の将来をより不透明に不明瞭にするための道です。
私は人によく本を勧めます。
しかし本が良いものであるとは言いません。
本は沼です。
本屋さんは沼地です。
ぜひ本屋さんに足を運んでみて下さい。
大野