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定額では聴けない音楽-7

「7日間ジャケ写チャレンジ」としてバトンが回ってきたので、Apple Music、Spotifyに代表されるサブスクリプション・サービスには未登録の名盤を毎日一枚紹介します。

※2020年5月AppleMusic調べ、Spotifyには登録されていたりするかもしれません。

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古谷淳 / Piano Solo

バークリー音楽院に通うミュージシャンは学校近辺にあるジャズ・クラブ「ウォーリーズ・カフェ」で腕を競い合う。「アメリカでプロになるんだ!」と野心を持った世界中の若いミュージシャンが集い、曜日ごとにハコバンがいて、そのハコバンになれば、プロの扉が開いたと言われる。

今は日本代表する「とあるサックス吹き」が初めてハコバンになれた時、自分より良い曜日に日本人がいると気づき、殴り込みのようにセッションしに行ったらしい。その相手が「古谷淳そのピアノを見て、一緒に行った鍵盤弾きが「ピアノだけではこの人に勝てない...」と、シンセを多様するキッカケになり、今や世界的キーボーディストになったそうだ。
そんな伝説的なミュージシャンは今は山梨を拠点に演奏活動をしている。


青森県八戸に「Saule Branche(そーるぶらんち)」という名前の付くお店が二つある。一つは市役所の裏に創業100年を超える老舗のお蕎麦屋「おきな」の横に「Saule Branche Cafe」。そしてもう一つが海に近い陸奥湊駅にギャラリーを併設したカフェ「Saule Branche Shinchõ」。

自分がやっている東池袋の「KAKULULU」というお店は、この「Saule Branche」のコピー&ペーストと言ってしまってもいいほど、影響を受けている。それだけ絶大の信頼を置いているし、尊敬をしています。

その二者が混じり合って、昨年の夏にソロアルバムを制作しているという話を聞いて、これ以上にワクワクさせる物はないと一人気持ちが沸いた。録音場所は「八戸南郷文化ホール」かつては南郷村として、JAZZで町おこしをして現在まで「南郷サマージャズフェスティバル」の開催地と知られた街のホール。

二日間に渡って録音された音源は、アートワークを手掛けた「笑達」さんのキャンパスに描いている音も収録され、ホール独特の自然な残響が残る中、左手はシンプルに、対比するように右手は優雅に。全てが即興的に一切プランを立てずに空間に音を置いていき、それを丁寧に拾い上げた実況録音盤。

自主制作、自主販売、サブスクは未登録。CDのみで手売りをメインに販売という形態。これこそ「定額では聴けない音楽」だと思う。

販売は八戸「Saule Branche」の店頭、古谷淳さんの公式WEBショップ、そして、KAKULULUでも販売をします。「定額では聴けない音楽」を手にする機会になれば嬉しいです。


7日に渡って紹介した「定額では聴けない音楽」もひとまずお終いです。こちらで紹介した音源は全てKAKULULUで聴くことができますので、良ければお店でもお待ちしております。ありがとうございました。

<7日間ジャケ写チャレンジ概要・ルール>
好きなレコードやCDのジャケットを毎日1枚、7日間SNSに投稿します。そのレコードの説明をしても、しなくてもOK。投稿毎に、友人や知り合いにこのリレーへの参加をお願いするというルールです。(もちろん、バトンを受け取るかスルーするかは自由です)
#7日間ジャケ写チャレンジ
#7daysRecordCoverChallenge
#Day7
#StayHomeWeek



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