記憶に残る”幕内弁当”は無い〜偉人のススメ〜
全自動運転がもっと進化して基本的にヒトが運転しなくなる時代がすぐに来ると思っているマルヤマです。普通自動車運転免許証ではなく自動移動車管理免許証みたいなものに変わるんじゃ無いでしょうか。
本日は、放送作家×敏腕音楽プロデューサー×作詞家×映画監督と超クリエイティブな『 #秋元康 』さんの名言を紹介いたします。この名言は、#前田祐二 さんや #箕輪厚介 さんなどが『秋元さんがよく言うんだけど・・・』と度々使われる言葉です。私が初めて知ったのは箕輪厚介さんが対談式の講演をされていた時におっしゃっていました。
記憶に残る”幕内弁当”は無い
秋元康 本人談)
ヒットのポイントや、企画のポイントっていうのが"記憶に残る「幕の内弁当」は無い"っていうこと。会議をやればやるほど、例えば、ぼくがこの一品で勝負しようと思っても、「いや、それじゃあ、肉を食べられない人どうするんですか。お魚食べられない人どうするんですか」と増えて、結局は、あれこれ入っている幕の内弁当になっちゃう。だから、一品だけでいいんだと。
つまり世の中に、梅干しだけの日の丸弁当を出したいと。高級な世界一美味しい梅干しだけの、白いご飯の日の丸弁当なんて出るわけないと思っているところに出すから価値があるんですよ。
そこに「さすがに日の丸弁当の梅干しだけでは、おかずにならないから、お魚入れましょう、お肉入れましょう」って、結局は幕の内弁当。これは全然記憶に残らない。だってみなさんも、今まで食べた幕の内弁当で一番うまかったものなんて、絶対覚えてないですよ。
でも、「あのうなぎ弁当」とか「あの釜飯」とか「あのカレー」とかは、覚えられるじゃないですか。この、"あの"がなきゃいけないと、絶対思っているんですね。例えば『おくりびと』ってタイトルは覚えられなかったり、思い出せなかったりするけれども、「死んだあとの"あの"映画」って"あの"がちゃんとあるんですよ。だから、ヒットするんです。
「あの、秋葉原でいっぱいいるグループ」っていうのがAKB48だったり。僕らの仕事とみなさんの事業とは違うかもしれないけど、コンテンツだと"あの"が付いているか、付いていないかというのは、すごく大きいんですよね。
だから、差別化でいうと、"あのなんとか"っていうのがあるかどうかっていうのは、僕の中で一番大きいかもしれない。
と言うことでヒットするにも企画を通すにもまずは圧倒的な差別化をはかり気づいてもらうことや記憶に残ることが必要。その中で平成の諸葛亮孔明『秋元康』は幕内弁当に例えて、一つのことに尖ることによる認知手段を選んでいました。確かに現在は、なんでも器用にできるオールラウンダーより一定の分野に特化しているプロフェッショナルの方がフォーカスを当てられていると思います。
あなたが尖る武器はなんですか。プロフェッショナルになれるものはなんですか。一緒にそれぞれの武器を磨いて自己研鑽しましょう。