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自分の優位な感覚を知りましょう

こんにちは。ランニングアドバイザーの角地です。

週末はランニングと関係のないNLPのお話です。


人は五感を通して物事を捉えたり、記憶したり、表現したりします。
五感とは、視覚、聴覚、体感覚、嗅覚、味覚のことをいいます。

この五感の中でも、人によって優位になる感覚は異なってきます。
NLPでは、優位感覚を判断する時は、嗅覚、味覚を体感覚に含み、視覚、聴覚、体感覚の3つの傾向に分けて考えます。

優位感覚というのは、例えば「海」という言葉を聞いて何をイメージするかで判断できます。
青い海、白い波、船などの風景や映像を思い浮かべた場合は視覚優位、波の音、船の汽笛、カモメの鳴き声など音を思い浮かべた場合は聴覚優位、じりじりとした太陽の熱、砂浜の砂、波など感覚を思い浮かべた場合は体感覚優位といえます。

自分の優位感覚を知っているとコミュニケーションを取る時に使う言葉をコントロールすることができるようになります。
相手の優位感覚がわからない時や不特定多数の方に何かを伝える時などは、自分の優位感覚だけではなく、他の感覚も使って表現することでより伝わりやすくなります。

自分の優位感覚を確かめる方法をご紹介したいと思います。

最近あった楽しい事を思い出しながら、それを詳しく伝える文章を書いてください。
作文ではなく、友達に話す言葉をそのまま書くようなイメージで書いてください。
書き終わったら、その中の表現がどの感覚かをチェックしていきます。
チェックが終わったら、それぞれの感覚の割合を確認してみましょう。

例えば、海に行った時の事を文章にした場合、

じりじりと暑い日差しが照りつける中、クーラーの効いた涼しい車内で、夏を感じる曲を聴きながら山を越えると、目の前には青い海と白い雲が広がっていた。

「じりじりと暑い」や「クーラーの効いた涼しい」は体感覚、「曲を聴きながら」は聴覚、「青い海と白い雲」は視覚といった具合に、チェックしていきます。
この文章であれば体感覚が2、視覚と聴覚がそれぞれ1で、ほぼバランスよく使っているといった状況です。


人によっては3つの感覚をバランスよく使っている方もいれば、1つの感覚に偏っている方や1つだけ苦手な感覚があるという方もいます。
自分の傾向を把握した上で、3つを使いこなせるようにしていくと、より多くの人と良いコミュニケーションが取れるようになります。

トレーニングの方法としては、小説などの表現がどの感覚で書かれているかを注意しながら読んだり、自分で文章を書く時に意識して3つの表現を使ってみるとボキャブラリーを増やすことができます。


人とより良い関係を築けるように、3つの感覚表現を使いこなしてみましょう。



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