良い足音ってどんな音?
こんにちは。ランニングアドバイザーの角地です。
前回はあまり良くない足音についてお話しました。
それでは良い足音とはどんな足音でしょうか。
僕の考える良い足音とは、短い、少し高めの「タンッタンッ」という地面をはじくような音です。
地面の反発をもらって、その力で走るという表現を聞いたことがあるかもしれません。
その地面との反発が起きる時に鳴る音が、この「タンッタンッ」という音です。
足が接地する一瞬に強い力がかかることによってなる音なので、短く、少し高めの音になります。
地面の反発をもらう走り方になる為のおすすめドリルを紹介します。
まずは両足ジャンプです。
ジャンプと言っても、しゃがみこんで大きく上に伸びあがるジャンプと違い、膝を伸ばしたままで足首も極力固定して、着地の瞬間に地面の反発力を使って行うジャンプです。
まず、気を付けの姿勢からかかとを浮かせます。
少し前傾姿勢を取りながら、軽くジャンプします。
足が地面につく瞬間に地面の反発力を使ってジャンプします。
この時に、かかとはつけず、無理に跳ぼうとしないように気を付けましょう。
硬いボールが弾むイメージです。
10回跳んだら、そのままの感覚をイメージしながら少しだけ走ります。
次は、両足ジャンプした時に、交互に片足だけ引き上げるようにしてみましょう。
反発力は両足でもらいますが、1回目は右足、2回目は左足と交互に膝を持ち上げます。
スキップを同時着地で上方向に飛ぶイメージです。
同じく10回跳んだらそのまま少し走ります。
最後は、片足ずつのジャンプです。
反発をもらった足をそのまま持ち上げて、次は逆の足で反発をもらうという動作を繰り返します。
これも10回跳んだらそのまま少し走ります。
このドリルを繰り返し行っていると、少しずつ地面の反発力を使うことができるようになって、楽な力強い走りに変わってきます。
気付いた時には「タンッタンッ」という足音に変わっていると思います。
ただ、この走りをするためには、「地面の衝撃に耐えることのできる筋力がある」、「膝や腰に負荷のかからないスムーズなフォームで走れる」という前提が必要です。
まだ走り慣れない初心者の方が、いきなりチャレンジすると足を痛めるリスクが高くなりますので注意してください。
しっかり走れるようになってきた方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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