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大きな足音はNGですか

こんにちは。ランニングアドバイザーの角地です。

今日は「ランニングの時に大きな足音がするのは良くないですか」という質問をいただいたので足音のお話です。

以前、足音については少し触れたことがあるので、興味がある方はこちらもご覧ください。


上記の記事にも書きましたが、足音は大きく分けて3種類あると思います。
足の裏で地面をはたくようなパタパタという音、足裏全体で地面をたたきつけるようなバンバンという音、足裏と地面がすれるようなザッザッという音の3種類です。

いずれもランニングフォームの観点から見て、効率的とは言えず、怪我のリスクが増えるので、可能であれば改善したい状態だと言えます。
音の大きさも小さいより大きい方がより負荷が大きくなるので危険度が増すと言えます。

改善するにはフォームを意識することが大切です。
パタパタという音が鳴る場合は、足の着地が身体の中心(重心)より前についている場合が多いです。
身体の真下で足をつくように意識することで、着地の位置が変わってくるので自然と音が変わってくると思います。

バンバンと音が鳴るケースは、膝から下に力が入っている場合が多いです。
地面を縦方向に蹴る意識が強すぎるので、接地の瞬間以外は膝から下に力を入れず、リラックスした状態で太ももと下腹部(腸腰筋)の力で足を動かすようにすると自然と音は静かになると思います。

ザッザッという音が鳴る場合は、つま先からするように足をつく場合と、後ろに強く蹴ろうとする2パターンが考えられます。
つま先からついているパターンは、足がしっかり上がっていない、身体の前傾が強すぎるなど色々な原因が考えられますが、足裏全体に乗るような感じで足をつく意識をしていくと変わってくると思います。
強く後ろに蹴ろうとしているパターンは足の引き上げを意識しましょう。
後ろに蹴るのではなく、着いた足をすぐに上に持ち上げる意識をもつと自然と後ろに蹴る時間が減って音が変わってくると思います。


自分の足音をチェックして大きいかなと思ったら、フォームをチェックしてみてください。
ただし、音を小さくするために、忍者走りのように音を出さないことを意識し過ぎた走りは逆効果となってしまいますので気を付けてくださいね。


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