迷子になった!っぽい中国旅行👉半生インスタントラーメン
パリのファッション街を彷彿させるような、ブティック街やレストラン街がとっても素敵な、曲阜に留学していた頃…
軽く素敵すぎます。
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以前知り合った広州の友人から、
「春節広州に来て過ごさない?」と言われ、
「行く、行く、絶対行く!」
と、一も二も無く、二つ返事で行くと言いました。
これには理由があります。
一年目の北京での留学時代。。。
春節前は、留学生の間で旅行の話題が引っ切り無しでした。
さすがに、こんな帰省ラッシュの時期に、タクラマカン砂漠を一周してくるという強者はいませんでしたが(笑)
昔こんな人がいました。
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が、私はその春節前の国慶節の時に、大連に旅行に行ったばかりだったので、春節はやめとこうかな?と考えていました。
街では日を追うごとに、提灯や春聯を飾りだす家や店が増え、外門の中をのぞくと、天日干ししている白菜がどっさりとあり、初めての軽く変わった光景ながら、昔の日本と一緒で、街全体が、新しい年を迎える準備に勤しんでいる様子が伺えました。
その中で、市場にある行きつけの刀削麺屋さんや肉まん屋さんが一件、また一件と休みに入っていくように、留学生も、帰国する人や旅行に行く人が一人、また一人と減っていき、街も宿舎も少しずつ寂しくなっていったことが、軽く私を不安にさせました。
やっぱり旅行に行った方が良いのかな?
と、周りの意見を聞いても、
「いやぁ~、もう電車や飛行機のチケット取れないみたいだよ」と、
「俺たちはもうダメなんだ感」が濃厚に出ていたので、諦めることにしました。
そして、春節元旦当日。
宿舎にずっといたので、個人的には全く実感がなく、平日と同じような感じでしたが、街全体は新年お祝いムード一色。
ああ、正月なんだと、どこか他人事のように思っていましたが、お祝いムードの中、一人ぽつんといるのは、やっぱり寂しかったです。
しかし幸いにも、いつも仲良くしてくれていた友人が、どこにも行かずに残っていたので、
じゃあ、一緒にどっか食べに行こうか?外寒いから、学校の中にあるレストランで良いんじゃない?
と、一緒に出かけてみたら、
「閉店」
いやいや、普通学校やったら、やってるでしょ?(甘い!)
で、市場の店は早々に閉まっていたのを知っているので、それ以外の徒歩圏の店を、あの氷点下10度前後の、軽く極寒の世界を長時間さまよいながら探しましたが…
見事に全滅!
………これって、食べるもんが無いって言うこと?ヤバいやん!
店いつ始まんねん!
それまでどないすんねん!
うぉ~!と叫んでいると、その友人が、
「うちインスタントラーメンあるから食べる?」
最近同じ画像の使いまわしが多いような…
圧倒的感謝をしながら、学校に戻り、先ほど閉まっていた店の前を通りがかり、入口に貼り出してあった紙をよく見てみると、なんと!春節三日目から営業していることが分かりました。(奇跡!)
よっしゃ~!そこまでしのいだらなんとかなる!
と、軽く希望の光も見えてきたので、友人のインスタントラーメンをご馳走になりに。
確か、中国で有名な康師傅のラーメンでした。結構好きなラーメンだったので、出来上がりのラーメンの味を想像しながら、早速お湯を入れて、待つこと3分。
………あれっ?
面あまりほぐれてなくない?
確か3分やろ?
と、ラーメンの袋の裏を確認しても、やはり3分。
おっかしいなぁ~と、よく見てみると、湯気の立ち方に、微妙に元気がないことに気付きました。
まさかひょっとして…
「ごめん、魔法瓶の蓋きっちり閉まってなかった。。。」
当時、電気で保温するポットは、一部のブルジョア階級の人しか使えず、私たち一般ピープルは、お湯を瓶に入れて、上からコルクの蓋で蓋をする魔法瓶しか有りませんでした。
………ぬるいお湯につかった、中途半端に硬いラーメン。
確か広州は初めての一人旅でしたので、軽く勇気が要りましたが、この春節の、ぬるいお湯につかった、中途半端に硬いラーメンが、私の背中を強く推してくれました。
【お礼】
私が記事を書き続けられるのも、今こうして貴重なお時間を割かれてこの 記事を読んで下さっているあなたのお陰です。本当に有難う御座います!
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