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打撲&骨折に鍼!?
オーストリアからスイスに移動した日の夜中、バスルームで漫画みたいに滑りました。
シャワーを終え、髪を拭きながらバスタブの外の床に足をついたら
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『まっぱで後頭部打って死ぬ!?』って本気で思いました💦
慌ててついた逆足も滑って、一巻の終わり😨と思いきや、何とか方向転換だけは出来て、前頭葉から「ガツン」
一瞬星が散って頭真っ白・・・あ、折れたな。。。
何度かヒビ入れてるので確信は持ちつつ、服を着て部屋に戻り、あんこ男に見てもらうのに髪をかき上げ・・・痛っ!!
どうやら折れたのは肋骨らしい。気胸になったら飛行機乗れない!!って焦ったけど、それは大丈夫そう。
額は・・・これこそ漫画みたいなタンコブ。
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あと2日仕事残ってるのに、いったいどんな人相になっちゃうんだろう💦冷やしたいけど、タオルが触れるのも痛くて無理。となれば鍼!腫れ=実だからと半ば神頼み的に、タンコブを取り囲むようにパイオネックス(緑)を3個。
肋骨は全く腫れてなかったけれど痛い所に2個。さらに左内くるぶしが大きく腫れていたので囲んで3個。
翌朝、起きてびっくり!額のタンコブの高さが1/3以下。ほぼわからない状態になっているではないですか\(^o^)/
肋骨も痛みはあるものの、施術は出来そう。以外に痛手だったのはくるぶし。腫れはほぼ引いていたけれど、靴を履くと微妙に当たって痛い。。。でも、一瞬死を覚悟した身としては(笑)上出来💪
無事仕事を終え帰国する頃には、痛みはほぼ引いていて、「選手が『肋骨で良かった』っていう意味が分かった。」と思っていました。
転んだ日からちょうど1週間、師匠の鍼を受けました。
いつも通り背中から施術開始。ちょっと触って「なんだこれは。」と呆れた声が(笑)
慣れない遠征&怪我で、とんでもなく身体を固めていました。普通の鍼を諦めてほぼ小刀鍼使われる程度に💦💦💦
身体が緩んで来た途端、肋骨が痛くなって来て、体位変更にもたつく様子を見て、師匠も「うん、逝ってるな。」とお墨付き。まぁ。一週間経ってるし、バリバリ交感神経優位だったのが落ち着いて本来の痛みを感じるようになったのだろうと思ったのですが、その日からなぜか痛みが増して行きます。
3日後には息するのも躊躇するようになって、『えっ⁉気胸?10日経っても治らないって不味い?』と怖くなって整形外科へ。
まぁ、綺麗にヒビ入ってました。「写真には4番しか映ってないけど、触診の感じだと5番も折れてそうだねぇ~。1ヶ月ね。気胸が心配だったけど、肺は大丈夫ですよ。」と言われひと安心。
処置室で肋骨バンドの使い方をレクチャーされたのですが、全く痛みの軽減にならず(笑)困り果てる看護師さんと私を見て「効果ないなら辞めときましょう。暑いし。」と、「くれぐれも大人しく」経過観察のみとなり、受傷直後のパイオネックスを復活させました。
その後、ご来院の競輪選手に「患者の気持ちわかるために、一度は経験した方が良い。」と意味不明に喜ばれましたが💦肋骨以外で経験してるので、これは要らなかったなぁ(笑)
その後、痛みに関しては徐々に軽減し触らなければ忘れている程度にはなりました。ただ、痛みに対する緊張で上半身がまたガチガチに固まって(セルフ肋骨バンド!?)、引っ張られた腰に来てます。
ホントはしっかり緩めて欲しいのですが、また痛み復活が微妙に怖く💦セルフ鍼でお茶を濁してます。
来月に入ったらまた呆れるほど固めた身体を、師匠にため息つきながら緩めてもらう所存です。
自分的に面白かったので、長々と経緯を書いてしまいましたが、鍼=慢性疾患のイメージですが、急性期の外傷にも恐ろしく効くと実感できたの「だけ」は良い経験になりました。