kakko's magazine vol.08『わたしの偏愛木道』
ある物や人だけをかたよって愛すること、偏愛。
とことん愛し、全力で情熱を注ぐ、「何か」も「愛で方」も十人十色、みんな違ってみんな面白い。
他の人の偏愛は分からないこと多いけれど、その熱量になんだか自分の芯に火を灯されたような心地になりませんか。
全4回に渡って、kakkoスタッフにそれぞれの「偏愛道」について聞いてました。
第2回目はkakkoのオリジナルブランドの企画・デザインを担当する金の「偏愛道」について探っていきます。
私がついつい惹かれてしまうものは、暮らしの恵みをもたらしてくれる天然素材です。
リネンやコットンの服には目がないくらい、いつも好んで着ています。
特に大好きな、偏愛している天然素材は「木」です。
種類によって、色の濃さや木目、硬度も香りが異なり、自分の個性を持っていて面白いですよね。
時間の蓄積によって、引き出された個性は深い味わいがあり、どの木にもそれぞれの良さがあります。
世界にたった一つだけの木の風合い、使えば使うほど自分の暮らしに馴染んでいくしなやかさ。
どんどんと愛着が湧き、今では暮らしに欠かせない大切なものばかり。
木の温もりを最大限に引き出した、私の木製道具コレクションをご紹介します。
漂う、レトロな雰囲気
● 倉敷意匠 ツガの手提げ小箱
やや軽軟ながらもまっすぐ真っすぐな木理と密な肌目が特徴の、美しい木材で作られた手提げ小箱。
温もりのあるレトロな木肌を見ると、祖母が使っていた手芸道具の収納箱を思い出し、懐かしさを感じます。
レトロな留め金や取っ手も可愛く、ついつい開けて中を覗いてしまいます。
中にはアロマボトルを入れていて、開けるたびにいい香り。
小さくて収納力もあり、小物達をすっきりとまとめて収納してくれる頼もしいアイテムです。
(中身も木の香りのアロマと、木ずくし!)
伝統的な木工技術によって細部まで丁寧に作られた木箱。
大切なモノを入れて、これからも長くお付き合いしていきます。
温もりをくれる、暮らしの相棒
ブナの無垢材を使った木製トレイは手触りが優しく、ナチュラルな色合いが素敵なチェンジトレー。
シンプルだけど、正方形のフレームとくぼみが違う表情を見せてくれるところが好きです。
いつも身に着けているアクセサリーを優しく包みこんでくれます。アクセサリー選ぶたび、柔らかい木の温もりに癒されています。
友達の引越し祝いにプレゼントにも。買ってよかったものって、人にも贈りたくなりますよね。
遊びに行ったときに、友達はどんな風に使っているか見てみたいなぁ。
カフェのような佇まいに
成長が早い木材、ラバーウッドのプレート。
ACACIAシリーズのウッドプレートはパステル調のカラーリングされた物も可愛いけれど、やっぱりナチュラルは外せない一枚。
赤ちゃんが口にしても安全な塗料を使用しているので、おやつをそのまま載せても◎
ジュースとクッキーを載せたら、おやつセットのできあがり。
木でできたアイテムは汎用性も魅力の一つ。
食器としてだけでなく、ペンや時計など、ついあちこちに置いてしまいがちな小物置きとしても大活躍です。
大好きなお店のケーキを載せて。おうちでカフェ気分を味わうのが最近の楽しみです。
旅で出会った風景
Onomichi U2に泊まった時、出会ったポストカードスタンド。
船の家具やフローリング材を製作する木工メーカーの工場から出た端材で作ったアイテムです。
作り手の自分としては、木を余すところ無く使用する、木材を大切にする考え方に心惹かれました。
旅の写真やお気に入りのポストカードを立てて、いつも目につくところに飾っています。
数年間使って、暗い褐色になり、アンティークの風合いが生まれました。
もっともっと経年変化を楽しみながら愛でていくつもりです。
「偏愛木道」、いかがだったでしょうか。
紹介しながら改めて自分の好きを見つめ直し、「やっぱり好きだなぁ」と実感。
まっすぐな時もあれば、蛇行していていたり、歩きにくかったりする、私の偏愛道。こちらもどんどん道を作っていきたいと思います。
次回、5月号ではkakkoスタッフ・木山の偏愛道について紹介します。
是非、お楽しみに!
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