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自分の人生を振り返る(高校生編①)

高校入試も全然やる気が出なかった。田舎なのでほぼ実力で入る高校が決まっていて県でトップの進学校に入るにも倍率は1.1倍しかなくほぼ落ちない入試だった。ということで地元では1番の進学校に進学した。

高校に入ると、優秀だと思っていた自信が全て崩れ去った。1年生の同じクラスに川口くん浜地がいた。僕が知っている「頭の良い人たち」とはもう全然別次元の人たちだった。浜地は哲学書とか読んでるし、川口くんは「握力が無限にあったら壁って引き抜けると思う?」っていう会話してたのを覚えている。笑

あとは人生初めての彼女ができた。でも、人生初だったので小っ恥ずかしくて付き合ってからは全然ちゃんと話すことすらできなかった。ポケベルが流行ってて僕は持っていなかったけどその子は持っていた。ポケベルで別れを告げたことも覚えてる。

世界が変わった高校一年生

5分6秒が出て4コメに転向したものの、全然ベストが出ないまま高校1年になった。中学生の時に一度は1番上のクラスにあげられたものの、全く練習についていけず自らお願いして1度下のクラスに下がったこともあった。その後練習して、再度1番上のクラスに上げてもらった。

そこにはその後の人生に大きな影響を与える2個上の先輩たちがいた。谷口晋矢くん、儀賀友昭くんを筆頭に、速い人がたくさんいた。その年の三重の国体リレーは全部うちのスイミングから出るという状態だったと記憶している。

晋矢がインターハイで優勝、国体で2位になった。(逆だったかも)自分が全くそんなレベルにいなかったこともあったし彼はいくら速くなっても全くそんなことを見せなかったので、そんなにすごい人になってるということを全く知らなかった。本当にびっくりした。いつも一緒に練習している仲間が全国優勝するなんて思ってもいなかった。

毎日スイミングにいって、体操室でゴムボールで野球をして、暴れていた。コーチがいないと練習を勝手に減らしたり、スタートするときに浣腸したり、水中で笑わせたり、5m手前でターンしたり、メイン以外はそんなことばかりしていた。でも毎日の練習が楽しかった記憶がある。

そして高校一年の冬、なぜか初めて呼ばれた県合宿を終えた次のレース。いきなり4コメのベストが20秒以上縮んで4分43秒になった。JOまであと2秒だった。何が起きたのかわからなかった。信じられなかった。

J Oにはとても憧れていたものの、もう僕には関係ないものだと思っていたものが急に目の前に来たのだ。

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