ようやく職場にICTを使う教員がじわじわ増えてきた件について その2

前回の記事はこちら!


令和5年度が終わりました。

前回のnoteに書いたように、現任校を異動することになりました。四年間という短い間でしたが、その中で三年間の研究主任として、ICTを生徒が使い、教師が使い、主体的で対話的な深い学びを推進できたのは、自分にとって良い経験となりました。その中で多くの先生方が、ICTでなければできない授業に挑戦してくださったのは、研究主任として大変ありがたいことでした。

今年来た講師の英語の先生が、職員室での最後のスピーチでこんなことをお話ししてくれました。

自分がこの学校に赴任してきた時、ずいぶんICT化が進んだ学校だという印象を受けました。この学校にいる間、ICTに詳しい先生方がいる環境で、なんとか自分なりに授業で使えるようになったかな、と思います。

この先生は私の授業に週に1回ティームティーチングのT2としてきてくださっていました。

私は意図的にICTでないとできない学習を、その時にやるようにしていました。その講師の先生は授業中一生懸命メモをとり、授業が終わると何かしら質問をしてきて理解を深めてきました。

その先生は冬ぐらいになるとPadletを駆使して、生徒の作文を打ち込ませ、それをその場にいるALTに直してもらい、直ったものをスピーチさせ、その音声をまたPadletで提出させ、評価するという学習を進めました。素晴らしい!パチパチ👏

ICTで効果的な学習をするということは並大抵のことではないと思います。

ICTが持つ非同期性(今までであれば、スピーチや話すテストはその場でやる同期性があるものだった)や創造性を高めるよさを十分に発揮させられるかどうかは、教師の腕にかかっています。

この講師の先生はものすごいスピードで、勤務校の先生方から吸収して、自分のものにしていったのです。

異動した先でおそらくその講師の先生が輪を広げていってくれることでしょう!

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