シェア
おかき
2022年8月25日 00:16
月はまだいるか。なんて考えて捨てる夜。 早とちりの秋雨か、門限破りの梅雨なのか。分かるのは明日、いやもう今日か。 きっと夜を巡って,来る朝には雨だろう。 雲の向こうにまだ、あの月は居るだろうか。 ……みたいな。 そんな空想の予定を入れてみる。お蕎麦と髭剃りの間が良い。 意味の有無は問わないで、人は無意味に意味を持たせられる生物なんだから。 無意味含めて
2022年7月26日 22:20
薄く,軽やかに。私から剥がれていく。それは、爪痕を残すための白い爪とか。または、自分を守っていた卵の殻とか。時の流れに振り落とされた、幼さとか。心の中で細々と輝いていた、未来とか。大人になれなかった僕が、剥がれたか。はたまた大人になる私が、剥いだのか。考えている間に、それは白く色褪せる。前は何色だったのか、分からなくなる。色を探して、考えていた意味を失くす。何をきっかけに考えた