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瞬発力は必要ない

本日は昨日の投稿の続きを。

ある期限までに決断しないといけない課題があるとします。
そのために、必要な判断材料を並べ、ためしに「実際の1時間」を体感してみる。
ただしその間、スマホを触るのはダメ。
1つの物事に関して、1時間を費やしてみる。
60分、3600秒を体感する。

どうでしょう。きっと長いはずです。
「よし、十分に、よく考えた」と感じることでしょう。

つまり、合理的に賢く考えたい人は、「時間的な余裕をつくる」ということです。

「本能的に結論を出してしまう」
「反射的に答えを与えてしまう」

そんな失敗を避けるためには、1時間ほどあれば十分。

「すぐ決める」「即決」という表現は、もしかすると誤解を生むかもしれません。まるで、現場の声を聞かずに、会議室でたった1秒で決めないといけない気がするかもしれません。
刑事ドラマで、時限爆弾を目の前にして、「赤か、青か。どっちを切ればいいですか?」というようなもの。

緊急事態に政府の会議において、「総理、自衛隊を出動させるかどうか、いますぐ決めてください!」と言われるようなもの。
医療ドラマで、「患者の心拍数が下がっています!どうしますか?」と言われるようなもの。

そのようなシーンを想像してしまいます。

ただ、仕事は、そんな緊急ではないことがほとんど。
瞬発力は必要ないのです。


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