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#14ぶどう山椒の夜明け「産地振興活動が全国優良事例に認定」

昨年12月19日に内閣総理大臣官邸において、農林水産省と内閣官房が主催する「第9回ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の授与式が岸田内閣総理大臣が出席するなか執り行われました。本式において、有田川町と龍谷大学が取り組む「ぶどう山椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト」が全国優良事例に認定されました。

本認定は「強い農林水産業」「美しく活力ある農山漁村」の実現に向け、農山漁村のポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良事例を選定し、全国へ発信するもので、第9回では全国616件の応募のうち37件が優良事例に認定されました。

農家など産地関係者が6年間かけて取り組んだ、プロモーション、若手農家育成、就農情報発信などが地域活性化につながっていると評価いただけたことは、身に余る光栄です。


世間の山椒に対する注目度が高まり、様々な用途で活用されたり、就農に関心を寄せる方が現れたりと、明るい知らせも増えています。


一方、この記事を通してお伝えしているとおり、産地は深刻な後継者不足、山椒が原因不明に枯死する事例が相次ぐなど課題は山積していることに変わりはありません。


今後も関係者などが取り組む産地振興の動きを小さくとも継続させていくことが、産地を未来へつなぐ唯一の道だと私は考えます。この燈(ともしび)が絶えぬことがなきよう努力していきます。

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