春の妖精、イズモコバイモに会いに
たまたま朝のNHKを見ていたら、この花を知った。
島根県だけに自生するユリ科の多年草で、別名「春の妖精」と呼ばれる、、、という言葉に魅力を感じて訪れたのは、佐田町反辺地区。
現在は二箇所にしか存在しないとても貴重なイズモコバイモ。こちらはそのうちの一箇所であり、期間限定で公開。「イズモコバイモを守る会」によって、とても大切に管理されている。
管理地内にあった説明書によると、以前はもっと自生地があったらしい。
でも盗採、環境悪化が原因で範囲は激減。今や本当に貴重な植物になってしまったそうだ。
可憐な花は本当に小さくて、花びらの大きさは2cm前後。一見何もないような草の上に、白い花びらが風で揺れてようやく気づくくらいの小ささ。
だから身を屈めてじっくりと見る。
するとそのミクロの世界に魅せられる。
周辺でもしゃがんだまま動かない(動けない)人がいたのはそういうことか。
どうにかお顔を見たいとしゃがみまくって撮った一枚。
花びらにあるピンクのスジ(中央右)がユリ科だと実感させられる。
種が地表に落ちてからこの小さな花が咲くまで6年もかかるらしい。
小さな丘には他にもかわいい植物情報もあった。
おまけの一枚はキノコ。