【仕事】新人の育成
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皆さんおはようございます。
毎週水曜日の朝、仕事に関連する記事を投稿している、かけうどんです。
今日は、4月に採用した新人さんたちを主体に、人材育成に役立つことなどを書いてみたいと思います。
過去の記事はこちらのマガジンにまとめております。
『魔』の6月と言う時期を過ぎて…
気が付くともう7月も半ばを過ぎました。
今年も早いもので半分以上が過ぎました。
どこの企業や業界も、新人さんを採用してから、ちょうど3ヶ月ちょっと経過することになると思います。
自分が若かった頃を思い浮かべると、3ヶ月目と言えばどんな時期だったか。
うっすらですが、まあ、仕事の世界には徐々に慣れつつも、まだ大したことはできていなかったかな?と(笑)
同じ時期に同じ職場に入り、最初は右も左も分からずに手探り状態だった白紙の頃とは違い、だんだん人との差に気付き始める頃ではないでしょうか。
『あいつは平均値よりも常に頭1個先んじている。』
優秀なひと。
『あの子は手が遅くて要領もあまり良くないけど、コツコツ地道に努力を積み重ねて、丁寧でキレイな仕事ができる。』
地味だけどちゃんとしたひと。
『あの同期は、口は達者だけど、実は誰も見てない所ではサボってばかりいて、上司受けは良く、評価は高い。』
要領のいいひと。
『あの子は、誰がどうやって教えても物覚えがよくない。仕事に前向きさや熱意がちょっと感じられない。良く遅刻するし、あやまることもしない…。』
ちょっと、常識が不足しているかな?と思えるひと。
などなど。まあ、色んな人がいると思います。人間の数だけ個性があるのは当然なので、そこには個性の差が必ず出てくると思います。
周りが見えだすと言うことは、自分に余裕が出てきてる証拠なのかも知れません。そして、この6月から7月と言う時期には欠かせない大きなイベントが…。
夏のボーナスの支給!!!
半年間頑張って、頑張って、頑張り抜いてやっと手にする大きなお金。
いわば、自分の命を削って働いて獲得した報酬とも言えます。(報酬は与えるれるものではなく、勝ち取るもの)
で、うちの業界に限らずではないかと思うのが…
『ボーナスもらったら、こんな会社辞めてやる!』
そんな若手が少なからずいるかも知れません。いや、実際にいると思います(汗)
過去の統計上から、悲しい現実ですが、この時期に一定数の離職者が必ず増える傾向にあるそうです。
そこで、研修中の若い子に実際に聞いてみました。
「ぶっちゃけ、ボーナスもらって辞めようとしてる人っているの?」
『そうっすねー、○人くらいじゃないっすかね?僕のところで聞いてるのは。よその✕✕あたりでは、○人くらいだって同期が言ってました!』
「君は辞めたいと思う?」
『(しばらく考えて)…そうっすね、冬のボーナスまではとりあえず頑張ってみようかなとは思ってます』
「そっか…まあ、無理せず頑張りすぎないようにね」
『かけさんみたいな上司がいたら誰も辞めないと思いますよ(笑)いや、結構マジっす。』←最後はちょっと自慢入ってますが(笑)
新人育成に欠かせない3つの要素
【結論】
1.知識を与える
2.やらせてみて・気付かせる
3.実践から学ばせる
どこの企業や業界でも当たり前のように、このプロセスで新人育成はしていると思います。では、その中身について、あくまで個人的な考えになりますが、簡単に説明してみたいと思います。
1.知識を与える
=丁寧に、分かるまで教える。
先輩や上司が手取り足取り教育しなければなりませんが、実際に自分たちがやってきたこと、学んだことを継承するだけなので、教育する側としてはそんなに難しくはないのかも知れません。若者の特性に応じた教育をすることはもちろん必要ですが。
2.やらせてみて・気付かせる
=実際やらせて経験させる。見守る。
先輩が横についてサポートしつつ、マニュアルには無いコツなどを実体験の中で教えてあげて、印象教育などもふまえて身に着けさせる必要があるのかなと思います。ただ簡単に「やっておけ」では行進者は育ちません。
3.実践から学ばせる
=結果から達成感や充実感を感じさせる。
最終的に、今までやってきた仕事が何に結び付いているのか?その結果が見えて初めて、若手は自分の仕事に対する達成感や充実感を得られるのではないでしょうか。必ず最後までランディングさせてあげることが大事なのかなと思います。ごく稀に、「お前にやらせてたら終わらない!かわれ!」と言って、若手にさせず仕事を取りあげてやってしまう先輩もいますが、それはできるだけやらない方がいい。失敗しても深刻な結果にならない限りはじっと見守ってあげることが大事なのかなと。
最後に…
『馬を水場まで連れては行けるが、馬が水を飲むかどうかは馬次第』とも言います。
どんなに素晴らしい業務マニュアルを与え、素晴らしい内容を教育してみても、彼ら彼女ら自身が本気を出さないことには、全く意味はありません。
若い子らの本気を出させることが簡単にできないから、指導する側も日々いろいろ考えを巡らせながら、人材育成について悩むところでもあります。
我々指導にあたる者ができることは、彼ら彼女らが本気を出して仕事に向き合ってくれるような環境をつくることや、彼ら彼女らの中に光る良いところを探し出して伸ばしてあげることでしょうか。
せっかく同じ職場になった若者たちと楽しく働けたらと思います。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。