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祈りには力がある〜筑波大学教授 村上和雄氏追悼〜「祈り〜サムシンググレートとの対話」を拝見して〜

筑波大学教授で国際科学振興財団バイオ研究所長の村上和雄(むらかみかずお)氏が今月13日、肺炎のため帰天されました。村上氏は昇圧酵素・ヒト・レニンの遺伝子の全暗号解読に初めて成功し、高血圧治療に貢献され、著書も数多く残されています。

村上氏が出演されている「祈り〜サムシンググレートとの会話」を偶然友人から紹介され、追悼を込めて拝見させていただきました。科学と言えば、目の前のもの、見えるものしか信じないという唯物主義で論破するもの、とイメージしがちですが、心の研究も科学的にされていた村上氏。また彼に追随するような研究が世界でもいろいろな科学者より行われている、という内容でした。村上氏は生涯大変素晴らしい研究をされ、人柄も素晴らしく、これから科学者になる方、研究者になる方へのお手本になるような方で大変惜しい方をなくされたと思います。心よりご冥福をお祈りいたします。

https://inori2012.com/inori-top.shtml

村上氏曰く、遺伝子にはON/OFFがあるらしい。

それは考え方、感じ方、振る舞い方で切り替わる。鍵は良い睡眠、良い人間関係、リラックスしていること、絶えない笑顔、運動、規則正しい生活。それらを4ヶ月続けると悪い遺伝子をOFFにし、良い遺伝子をONにする事ができるそうだ。

人が笑顔になると人の体内ではどのように変化するのか。幸せにする物質、セロトニンを脳内に分泌させ、免疫力をあげることができる。また、好きな人といるとセロトニンの濃度が異常値になる。好きな人ができると女性が綺麗になるのは科学的にも証明できているのだ。まずは笑顔で蛋白質の比が変わり、体内で変化していく。幸せホルモン・セロトニン、というのは聞いた事があるだろう。

また逆にコルチゾン、アドレナリンが恐怖、怒り、嫌悪といったネガティブな感情より生み出されるという研究結果が出ている。これらは悪い遺伝子をONにし、免疫力を圧倒的に下げる。

悪い遺伝子の代表格は癌だ。癌の遺伝子というものは人間は基本的に持っているもの、ということが分かっている。その癌の遺伝子がONになる事で癌になる。しかし一旦ONになったとしてもOFFにすることができるのだという。

癌の原因はいろいろあると思うが、病気になった事をきっかけに人生観が変わり、回復することがあることもたまに聞く。それは遺伝子のON/OFFでスイッチが変わったからだろう。

遺伝子をON/OFFにするにはその人間の思い、感情が作用する。

分かりやすいもので偽薬というもの(実際はビタミン剤など)の効果、プラシーボ効果というものがある。偽薬を与えた患者の内30%の患者が完治すると言われている。これで良くなる、というポジティブな感情が病気をも回復する手立てになるのは、冗談でも何でもない。

また、祈りの力にも着目した実験結果が出ている。この祈りの実験結果では、癌以外にも、高血圧、不眠症、鬱病、不妊症といったものにも祈りの力が効果的だったという。自分で祈るのもちろん、他の人から祈ってもらう事にも効果があったそうだ。

恐怖はギザギザの波動、幸福は美しい波動を示す。それらの感情が蛋白質、遺伝子に操作が入り、身体に影響を全て影響を与える。

また、祈りには人間以外にも細胞、組織、動物、細菌、バクテリア、イーストなどの有機体にも作用されるそうだ。

アリゾナ大学と心理学者のシュワルツ氏が共同で植物の種子を成長させる過程で祈りを入れた実験をしたところ、祈りを行いながら栽培した種子と、そのまま通常で栽培した植物では、祈りを行った植物の方が成長の仕方が大幅に上がった。

また、祈りの性質として、時空を超えて伝わり、数ではなく、その祈りの思いの質、強さが1番濃く効果的に伝わるそうだ。

衛星を使って地球の磁場を計測する機器による観測した結果もおもしろい。その観測結果を見ると多くの人が同じ感情を持つと大きな磁場ができるということが分かっている。例えば、9.11の同時多発テロでツインタワーが爆破された時、ダイアナ妃が崩御された時など人々がエモーショナルに動いた時、そのグラフは大きく波を打っていた。そのニュースを見た世界の人々の思いが機器の針を大きく波形で表している。

人々の感情、思いのエネルギーが計測され、実際磁場を発生させるという事実。

人の感情は見えないものと思われていたが、実は全てエネルギーとし計測できるということ。

それぞれに個人が自由に思うことは、周りに誰も見ていなければわからないと思っていた人が大半ではないか。しかし実はその場にいなくても周りに既に影響を与えてしまっているという真実。

ポジティブならよいが、ネガティブならその磁場を破壊するくらいのエネルギーになるのではないか。

一人一人の感情が世界を変えるということ。

祈り、瞑想が特に効果がある実験結果が出ている。しかも、その効果の特質は、非常に興味深い。

大人数でなくてもいい。人口の1%でもいい。その祈りの思いの強さ、深さが変える。

科学的でない、という人もいるだろう。しかし貴方が知らないだけで既に科学で実験、証明されているのだ。

今起きているコロナ、地震、津波などの天変地異。戦争、争い、そして日々の生活。一見自分にはどうしようもできないと思うかもしれない。しかし、実は人々の恐怖、不安、怒り、嫌悪などから生み出しているのではないか。

これは世界を変える祈りの力と悪想念との戦いでもある。

特に今のコロナ禍ではコロナという存在が未知数であるため、憶測や欺瞞など思いのエネルギーが顕著に出やすくなっている時代であると思う。

コロハラというものまである。コロナで売り上げが落ちた。経済が停滞する、流通が停滞、国のせいだ、政府は何をしているんだ、政治家はけしからん、ワクチンを早く打て、PCR検査を義務にせよ、あの人はマスクしていない、ウレタンマスクは効果がないのにあの人はウレタンマスクしてる、とか。そうニュースで見る度に辛くなるのは私だけだろうか。こう書くだけで、また読んでいるだけで胸が苦しくなってきた。そんな感情を本気で持っていたらどうなるか、これまでの実験結果を考えたら、その思いを持った人の身体の変化はどうなることか、むしろ不憫に思えてくる。こどもに感染者が少ない、というのは上記のような悪想念を発生させてないからせいだろう。こどもがPCR検査受けさせろ、なんて言わない。

気をつけなければいけないのは自分のための祈りは祈りではなく、願いとなる。

願いとは、自己本位な思い。お金が欲しい、誰よりも儲けたい、得したい、コロナにかかりたくない、かわいい彼女が、かっこいい彼氏が欲しい、出世や名誉、地位が欲しいなんてどれかしら考えたことはないか。酷いものだとあの人を蹴落として自分が優位に立ちたい、なんて思ってないか。自分本位の願いではそのパワーは逆に作用する。なぜなら、それは祈りではないからだ。

祈りとは何か、他者の幸せを願う事、思いやる気持ち、感謝の気持ち。

願いと祈り、どれが心に潤いを与える言葉だろうか。

逆にコロナでそれを再確認した人々もたくさんいるだろう。ゴミの回収のお仕事の方への感謝の思い、病院で感染との隣り合わせでありながら懸命に医療従事されている方、スーパーで食料を販売する方、デリバリーの方、自分のために、ではなく他人のために尽力してくださっている方へのありがとうという言葉、感謝の気持ちがたくさん飛び交った。どっちの思いが世界を救うのかと言われたらもう後者だと分かるだろう。

愛の反対は無関心と言われるけれど、自分には関係ない、誰かがやってくれるでしょうと、他人事と思うのも悪想念になる。貴方のまわりでその磁場ができるということも忘れてはいけない。

希望なのは、大人数でなくても貴方の祈りが強ければそれで世界が変えられるということだ。

IT社長でなくても有名なYouTuberでなくても金持ちでなくても政治家でなくても、今ここから変えられる。引きこもりでも隠キャでも。コミュ障でも、お金がなくても世界を変えられる力がある。自分を信じてやっていこう。今すぐ。



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