
マイカーローンで自動車を買ったときの家計簿への記帳方法は?
いつもクラウド家計簿kakei+のnoteをお読みいただき、ありがとうございます!
kakei+には、日々、利用者から家計簿記帳の質問が届きます。中でも、立替金、お金を借りたとき(貸したとき)、保険や個人年金の受け取りなどの質問も多いです。
こうして並べてみると、入金と出金が合わさっているような場合に、記帳を難しいと感じる方が多いようです。そういう複雑なお金の動きこそ、家計簿にきちんと記帳して、家計の状況がスッキリとわかるようにしたいですね!
今回は、自動車をマイカーローンを組んで購入したときの家計簿への記帳方法をとりあげます。教育ローンやフリーローンでも同じ記帳方法なので、参考にしてください。
自動車を、貯蓄から頭金を支払い、残りをローンで購入しました。家計簿にはどう記帳しますか?
200万円の自動車を貯蓄から頭金として100万円、マイカーローン100万円(金利5%)で購入し、その後、毎月5万2,000円(利息2,000円含む)ずつ返済する場合で回答します。
【借入れの記帳】
借入金は、給料などの「所得」とは異なりますが、家計簿上の仕分けでは収入扱いです。借りたときに収入費目で記帳し、返済するときは収入費目でマイナスをつけて記帳します(kakei+で記帳するときは、収入の中の費目:雑収入、項目:借入金とします)。
例)借入金100万円を収入の費目で記帳します。入金先は、自動車代を支払う口座です。この記帳をすると口座の残高は100万円増えます(元の口座残高200万円とするとプラス100万円で300万円になる計算です)。

【支出の記帳】
自動車の代金を、支出の中の費目:自動車費で記帳します。
車を購入する際に支払う自動車税環境性能割(自動車取得税にかわり2020年に導入された税金)は費目:税金に記帳します。
例)自動車の代金200万円を費目:自動車費で支出記帳します。
出金元は、借入れのときに入金先にした口座を選択します。この記帳をすると、口座の残高は200万円減ります(借入れ時に300万円になった口座残高は100万円になる計算です)。

【ローン返済の記帳】
返済金は、元本(借り入れたお金)と利息とに分けられます。元本は収入費目でマイナスをつけて記帳し、利息は支出費目の特別費に記帳します。
例)毎月5万2,000円(元本5万円、利息2,000円)ずつ返済していくとします。まず元本は、収入の費目で、金額は「-50,000円」(金額にマイナスをつける)を記帳します。
次に、利息の記帳です。特別費で金額「2,000円」を支出記帳します(この2つの記帳をすると、口座残高は5万2000円減る計算です)。


まとめ
マイカーローンは、銀行など金融機関からお金を借りて、販売店に代金を一括払いし、月々の返済はお金を借りた機関に支払う方法なので、こういった記帳方法になります。
最後になりますが、ローンを借りるときは無理のない返済計画をたてましょう。無理のないといっても、月々の支払いをおさえれば返済期間が長くなり、支払う利息が多くなります。webサイトなどのローンシミュレーションを使うと、わかりやすいです。
金融庁のシミュレーションのURLを置いておきますね。
家計簿をつけて、家計の収支を健全にしていきましょう!