「バームクーヘン赤字」になっていませんか?
薄い層を何層にも重ねて焼き上げるバームクーヘン。とてもおいしいお菓子ですが、家計簿では、小さな赤字が層となり、積み重なって家計が膨らんでいる状態を「バームクーヘン赤字」と言ったりします。そんなおいしくなさそうな「バームクーヘン赤字」から、健全な家計に戻していくには、1枚ずつ薄皮をはがすように要因をひとつずつ取り除かなくてはなりません。「気がついたら予算が守れてない」「大きな出費はないはずなのに毎月赤字だ」とお悩みの方は「バームクーヘン赤字」体質かもしれません。
みなさんの家計はいかがですか? 思い当たる方はぜひ参考にしてください!
まずは、買い物のクセを、チェックしてみましょう
ポロシャツなど、洗い替えに同じ物や色違いを2、3枚買ったりと、同じものをいくつも買ってしまうのは、バームクーヘン赤字の源です! 洗剤などの消耗品や日用品でもありがちです。安いからといくつも買っていると適量を超え、整理収納や管理に場所、時間、手間がとられます。今あるものを最後まで大切に使うためには、ものが家に入ってくる「入口」で、よくよく考えて選択することが大切ですね。
体質改善するには?
予算を立てて家計簿をつけていると、バームクーヘン赤字に気づくことができます。
バームクーヘン赤字から抜け出すには、「この予算を守って暮らそう」という気持ちを強く持って、家族にも伝えることが原動力になります。
おいしいもの好きな夫が、高級牛肉や刺身を買ってくることもたびたびあるでしょう。しかし、単価が高いものがおいしいと考えず、「旬のものが安くて、栄養価も高く、おいしい」ということも、家族で確認できるといいですね。
帰宅が遅い時に「お惣菜」に頼らなくてもよいように、時短料理のレシピを増やすことも必要でしょう。
体質改善ためにも、わが家の方針をよく考えた上で、現在の生活に即した予算を立てる、記帳のたびに予算との差額を確認します。すぐには変われないかもしれませんが、失敗や反省を次の年に生かし、よりよい予算を立て、守る努力を重ねて家計上手、生活上手を目指しましょう。
「まあいいか」で貯金を切り崩してきた Aさん
予算を立てて暮らしはじめて6カ月「家計簿をつけるって、こういうことなんだなとなんとなくわかった」と話すAさん(30代、4人家族)。
まとめ:使えるお金の上限を意識して!
「安いから!」とか「ついつい買い」や「仕方がなく」のようなことが積み重なって、それがバームクーヘンのように「予算」や「収入枠」という中心円から赤字がじわじわと広がっていきます。
これまでお伝えしたことをまとめると、使えるお金には限りがあるので、その予算や収入といった枠の中でうまくやりくりすることが大切です。それを可視化するのが家計簿の役割! 入ってくるお金、出る予定のお金をしっかりと書き出して「予算立て」をすることで、今使えるお金を目で見てわかるようにすることです。
子どものおこづかいとは違い、一家の家計となると規模は大きくなり、費目も細かくなっていきます。そうすると、頭の中だけではぼんやりとしてしまい、「ま、いっか」と買ってしまうことも増えていきます。だからこそ、家計簿が教えてくれる「使えるお金の限度」をしっかり把握して、「おいしくないバームクーヘン」にならないようにしていきましょう!
kakei+なら面倒くさそうと思われがちな「予算立て」もラクラクです。予算を立てれば、日々の家計簿記帳からわが家の「お金の体質」がわかるかも!?
kakei+の使い方の工夫や、ユーザーの声などを以下のnoteのマガジンで紹介しています。ぜひごらんください!