語学ってほんと奥深い。アラビア語という大海
マルハバ!こんにちは。イスミーチー、チャラフナ!
どんな言語でも、固有の良さと難しさがありますよね。架け箸が関わるパレスチナでも、言語という巨大な壁が日夜建設中です。
そんなパレスチナで話されているアラビア語の初歩を学ぶ会を去る2月14日に開催しました。今回はそのアフターのこぼれ話を書き留めます。
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メンバーはこちらに映る講師のあびーさんと私、9名の参加者の方々。
アラビア語ならではの困った
①国連公用語なのにスマホが対応しきれてない
アラビア語は右から左に書く言語。スマホなどでタイピングをするとき、突然のトラブル?に見舞われることが。
「括弧がうまく打てないんですよ~~」
とあびーさん。スマホが対応しきれないのか、括弧内に文字が入らない(!)
左右が反転するのか、顔文字もおかしなことになって・・・
世界でかなりの人口が理解し日常的に使っている言語なのに・・・。
不思議です。
②雰囲気だけでは迂闊に楽しめない
そして、言語学習でやりたくなる、スマホを学習中の言語に変えるという勉強法。これは以前試したことがあるので、レビューをシェアしました。
迂闊にやるとパスコードを入力できなくなるので注意が必要です。あびーさん曰く、「友達のスマホをアラビア語にしてみた」みたいなおもしろ動画が上がっているほどだそう。
③ひとつまたひとつ、果てしなく続く勉学の道
最後に、アラビア語の奥深さでもあり学習の壁でもある、多様性の話です。
アラビア語は、書き言葉と話し言葉で天と地ほども違います。そして、話される地域が広域すぎて、土地の言葉と合わさっていった結果話し言葉のバリエーションが生まれ、出身地域が違うと会話が成立しないという事態が発生します。
つまり、学習者は書き言葉の規則を会得してアラブ圏を訪れ、「なんか全然違うんですけど!?」という壁にぶつかり、気を取り直してその土地の方言を会得し、また他の地域を訪れた際には「やっぱ通じないんですけど!?」(以下同文)・・・を繰り返す運命にあるのです。
なんてこった・・・・
そこを乗り越えてきた方々は本当に凄いですね。国家資格でもいいくらい。
ですが、その違いこそアラビア語の音の美しさを生んでいて、気長に勉強する過程でその土地の人々と仲良くなるチャンスなのかもしれません。
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架け箸は3月23日までクラウドファンディングに挑戦中です🔥
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2月28日(日)20~22時
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*学生さんとフェアトレードの話を(前半)
*パレスチナのアップサイクルブランド「Aisha Design」登場✨(後半)
※接続トラブルにより28日の企画と一緒に開催することになりました。
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カバー写真:製品の相談をするメッセンジャーのスクリーンショット(あびーさんとアイシャさんの箇所)