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会社の忘年会でパレスチナ料理をつくってみた vol.2 -ムサッハンロール編-

年の瀬にこんにちは、中東パレスチナ×日本のカワイイを届ける手仕事のお店「架け箸」です。

2023年10月以来続くガザ侵攻を受けて、昨年から会社の忘年会でパレスチナ料理を作らせてもらっています。

複業先の株式会社オシンテックは普段はフルリモートで年に2回ほど集まる機会があります。

有難いことにメンバーが「今回もパレスチナ料理を出しては」と提案してくれて、まだ作っていないムサッハンロールを選びました。

ムサッハンとは?
パレスチナや中東レバント地域で良く食される料理の一種。ムサッハンとはアラビア語で「あたためたもの」の意。主な食材はチキンと平たいパン、タマネギ、オリーブオイル、香辛料(スマック)、松の実。ムサッハンロールはムサッハンの具材を薄いパンで巻いたもの。
2010年、パレスチナヨルダン川西岸地区のラマッラーで直径4mのムサッハン作りが行われ、ギネスブックに載ったそうです(!!)

正直日本で手に入りにくいものもあり、参考にしたレシピの分量に解読できない部分もあり、菜食用だったのもあり、レシピはなんちゃってです。
味は美味しく出来たので、皆さんも是非お試しあれ!

では作っていきましょう~~

材料


チャパティ(薄焼き・発酵させないパン。現地的にはshrak breadだそうですが中々売ってないように思います)15枚
ブラウンマッシュルーム 3パック 16個程度
玉ねぎ 大きめ3玉
生アーモンド(あるいは炒ってあるもの) 適量
ゆかり(本来はスマックというハーブ) 適量
オリーブオイル 適量
塩 適量


ざっくり15人分換算

作り方

*アーモンドを砕き、炒っておく
*オーブンを180℃に予熱しておく

①玉ねぎをみじん切り、またはフードプロセッサーで細かくし、オリーブオイルで10~15分炒める。途中でゆかりを加える。

フードプロセッサーだと一瞬です

➁一度①を皿に上げ、みじん切り(またはフードプロセッサーで細かくした)マッシュルームを同じフライパンでオリーブオイルで炒める。きのこから出た水分は捨てる。きのこが炒められたら①を戻し入れ、塩加減を整える。

③チャパティに炒めた具材を入れて包み、オーブンシートを敷いた天板に並べ、予熱したオーブンでパンに焼き色が付くまで焼いたら完成!

色がめちゃ茶色いのでカラフルな具材を入れてもいいかも
メンバーのお子さんまで手伝ってくれてます
上から追いゆかり

※今回チャパティが入手できず、強力粉と水でパン生地を作り、先に一度火を通したものを③で使いました。その分生地が分厚めなため、爪楊枝で留めています。薄いと巻きやすいので、春巻きの皮でも良さげかも??

なぜか社内にパン職人がいて陣頭指揮を執ってくれました
薄いので5分ほどで焼けます

色々とざっくりな作り方だったのですが味は好評でした(みんなが心優しいだけかもしれないが・・・)。
チキンの代わりに使用したマッシュルームもしっかりコクがあってジューシーで、余った具材は酒の肴になっていました。メンバーが持ってきてくれていたフムス(ひよこ豆のペースト)との相性も抜群でした。

外の皮も中身も味付けも多分にアレンジが効きそうです。

現地でムサッハンを食べ損ねているので、ちゃんと食べて、レシピも直接聞いて、より本物に近いものをまた作れたらと思います。

🥄今回参考にしたレシピ

今年も沢山noteを読んでくださり、有難うございました。
来年もよろしくお願いします。
良いお年を。



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架け箸 | 中東パレスチナ×日本のカワイイを届けるクリエーションブランド
架け箸はこれからも継続的にパレスチナを訪れ、日本に出回らない生の情報を発信したいと思っています。いただいたサポートは渡航費用や現地経費に当てさせていただきます。