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【ADHDとASDの違い】

両者の特徴は類似点もあり、状態によっては判別が非常に困難です。
特に「忘れ物」でADHD、「人間関係」でASDの誤判断は危険で、これらはどちらでも有り得ます。

ADHDは「注意欠如多動性」になりますので、
基本的な視点は「気付いていない」や「動く」になります。

ASDは「自閉スペクトラム障害」になりますので、
基本的な視点は「自閉症」に近い視点があるかどうかです。

この二つは全く異なるように見えます。
しかし本人から見た際は全く異なっているのですが、他者から見た時には類似した形に見える事があります。

記載している記事がございましたので、
ダイヤモンド社の記事を紹介します。

こちらの記事内でも記載されていますが、
ADHDには薬がありますがASDには薬はありません。(現時点)

しかし不思議な事にADHDなのに投薬効果がなかったり、
ASDなのにADHDの投薬が劇的に効果があったりします。
これはなぜなのでしょうか?

ここに誤診…と言ってよいのか分かりませんが、非常に似通った様子を示す特性の難しさが隠れています。

ダイヤモンド社の記事から画像だけ持ってきました。
いくつか気になる点はありますのが、真ん中の「共通する点」は分かりやすい点になるかと思います。

しかし、実際にはそれぞれの枠…共通していない箇所でも、
類似した特性が見られる場合があります。

こういう時は冷静に観察すると共に、行動の原点がどこにあるのかを気にすると良いかも知れません。

ADHDの主特性の一つが「衝動性」なので自己の認識外で「ついやってしまった」が発生しやすいですが、ASDの場合は「なんとなくやってしまった」のように考えた上の行動である事があります。

悪いと分かっていてやったはASD。
悪いと分かっていたけどやってしまったはADHD。

言葉にすると少し分かりづらいかも知れませんが、上記のような行動基準の異なりから社会活動と合わなくなってしまい、そこが社会性障害となるケースも少なくないのかも知れません。

どちらの特性なのか?

これは対策を考える上でも非常に重要な事ですので、常に疑うぐらいの気持ちで観察しても良いかも知れません。

#発達障害 #神経発達症 #いいねシリーズ

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