見出し画像

どんなに憎くても母親を殺せないー映画「あんのこと」を視聴して感じたことー

こんばんは!
またしばらく投稿があいてしまいました💦

更新していない間は仕事が忙しかったり、体調を崩していたり(今も寒暖差と人間関係やお金のストレスで苦しんでます)

あんまり良くない状態で過ごしていました。

今夜は久しぶりに一人で過ごす日だったので、前から見てみたかった映画「あんのこと」をAmazonプライムで視聴しました。

ほんとうに素晴らしい作品で、実話をストレートに描かれています!!!
俳優さんたちの演技力も高くて世界観にすぐ引き込まれてしまいました…✨
ただ、内容の辛さがメンタルにずしっとくるので、調子の悪い状態で見るのはお勧めしません🥲

以下の内容は、ネタバレしたくない方は見ないようにしてくださいね!!

また自分の独断と偏見の意見を述べているので、汚い言葉やキツイ意見は見たくない方はここでそっとnoteを閉じてください🥹

それでは視聴して私の感じたことを書いていきますね!

最低最悪の母親

まず語りたいのが、主人公の【杏】の母親についてです。

この物語の核にもなっている母親。

どんなやつかというと、杏に暴力を振るうわ、金を稼いで来いと買春させるわ、また都合の良い時だけ「ママ」と杏を呼び甘える。

ほんとうに最低最悪で胸糞悪いやつでした!!!(言葉悪くてすみません、あと母親役の俳優さん本当に演技上手すぎました)


最低最悪とまでは言えませんが、私の母親も似たところがありました。

私を含めた大事な人たちに暴力を振るったことや私のことを親のように?当てにしているところがあります。

身内に対する暴力に警察呼べない(呼んでも重症じゃないと対応してくれない)のが一緒にいて怖かったですね。刃物はずっと隠してました。

あと、親が子供に甘えてくるのは反吐が出るほど気持ちが悪いと感じます。
私だって甘えたいけど甘える人がいないのに、何様のつもり??っていつも母親に思ってます。

母親に刃物を向けた子供【杏】、でも刺せなかった

物語の終盤に杏が母親に包丁を向けて追い詰めるシーンがあります。
母親は「刺せるものなら指してみろ!」と脅しをかけてきます。杏は包丁を落としてしまいました。

私にも同じような経験があったので、このシーンはすごく共感できました。

腹わたが煮え返るほど母親が憎い、ズタズタになるまで母親をブッ刺したいと包丁を握ったことがありました。

でも刺せませんでした。

刺す勇気がなかったのか、理性が勝ったのか、その時の感情や状況はもうハッキリとは思い出せませんが、母親を刺せませんでした。

子供の未来は母親に委ねられている

自分が親になれる年齢になって分かったことは、当たり前かもしれませんが母親は子供を産むか産まないか考えて選ぶことができ、またどのように育てるかも自分次第で決めることができます。

つまり、どの母親から生まれてくるかで子供は良くも悪くも未来が決まってしまうのです。

子供は権力も体力も知力も、なにもかも力がありません。

生まれた瞬間、頼れる人は産んだ母親しかいないのです。

育っていく中で、母親とうまく関係性が作れるかで今後の人間関係の構築に影響が出てきます。

まともな母親であったなら、子育ての適性がないと判断し産まない選択をする、または産んで適切な子育てをするはず。

産んだのに子育てをしない、大きくなったのに子供に辛い目悲しい目にあわせてしまう人は母親ではないよな?と思ってしまいます。

世界に母親は一人だけだが、捨ててもいい

さて、少し前の【杏】や私が母親を刺せなかった話に戻ります。

どんなに憎くて殺したくても自分を産んだ母親はその憎い母親一人だけなんです。

母親を刺して殺したことで、その事実は一生変わりません。

じゃあ【杏】や私はどうやって生きていけばいいのか?

母親を捨てていいんです。

私は母親を大切にしようとは思ってません。
自分を大切にしてくれた人たちを大切にして生きていこうと思っています!!!

そして私も自分のことを大切にしようと考えるようにしてます。

捨てるって難しいですよね。

これは人によるかもしれませんが、私の場合はどうしても生命など大事に関わる用事がない限りは関わらないし母親の要望に応えないと決めています(気が向けば母親からくるLINEは当たり障りない内容で返信してますが)

でも、母親って捨てられるんだと選択肢が広がることで気持ちが楽になってくれる人がいればいいなと思ってこの言葉を書きました。

長く細く続けられる人間関係ってほとんどない

映画「あんのこと」には中盤、杏を応援したりサポートしたりしてくれる人がたくさん出てきました。
しかし、終盤に新型コロナウイルス流行し始めて、杏と関わりがあった人たちは皆んな離れていきました。
最後に杏が死んだ時は誰も周りにいませんでした。

誰か一人でも、LINEでも杏に声をかける人がいれば救われていたかもしれません。


私も28年ほど生きてきましたが、長く細く付き合いがある方はいません。
でも、そういう人は欲しいなと思っているのでまずは今近くにいてくれる人や大切にしてくれる人としっかり向き合っていきたいと思います。

おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!
長文で汚い言葉も使いながらの文章ですみませんでした🙇🏻‍♀️💦

元々映画鑑賞は好きだったのですが、久しぶりに没頭して想いが溢れたのでnote書かせて頂きました!

私自身も愛着障害にまだまだ向き合っており、これからも抱え続けるものだと思ってます。

こうやって作品を通して自分の気持ちを表して整理できることに感謝して過ごしたいです!!

皆さまもご自身を大切にお過ごしくださいね🙏🏻💗

ではまた!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?