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[Day 162-168] Harvest / ジャマイカのエコ事情と草の根の取組み。

ジャマイカはキリスト教文化が深い国。日曜は大家さんに連れられて時々礼拝に参加しています。この日は「Harvest(収穫)」の礼拝で、教会にはカボチャやバナナ、ココナッツにサトウキビまで野菜や果物でデコレーションされてました。日本や欧米では秋に収穫を祝うイメージ(Harvest Festival, Thanksgiving)ですが、ジャマイカと同じカリブのバルバドス(Barbados)にも「Crop Over」という収穫を祝うお祭りが夏にあるそうで、カリブでは「実りの秋」ならぬ「実りの夏」なのかもしれません。

Beach Clean Up

冒頭の写真の説明が遅くなりましたが、場所は任地ウェストモアランドが誇る観光スポット・ネグリル(Negril)。この日は、何度かご紹介しているNPO「NEET」海岸清掃活動に参加しました。ネグリルのセブン・マイル・ビーチ(Seven Mile Beach)は基本的にホテルのプライベートビーチのため、ゴミもなくキレイなのですが、ホテルエリアを外れるとゴミが散乱していました。

この活動は、以前ご紹介したジャマイカ協力隊のレジェンド・西田さんが立ち上げた「#TrashtagChallengeJamaica」プロジェクトでも取り上げてもらいました。このプロジェクトは、「#TrashtagChallenge」という、ゴミ拾いのBefore&Afterの写真をソーシャルメディアに投稿するという世界規模の啓発活動のジャマイカ版で、ジャマイカの人々のゴミ問題に対する意識向上に貢献することを目的としています。現地メディアで取り上げられたり、参加者が増えたりと活動が広がっています。(画像出典:NEET Facebookページ

GPS

先輩隊員から引き継いだGarmin社製のGPS(Geographical Positioning System)デバイス。対象地点の位置情報を取得したり、移動経路を記録したり、ナビ代わりにもなったりと非常に便利。以前ご紹介したウェストモアランド内の道路のマッピングにデータを活用できるので、現場に行く際に携帯してWebマップを充実させたいと思います。

International Plastic Bag Free Day

7月3日は「International Plastic Bag Free Day(世界ノーレジ袋デイ)」だったそうです。これも以前ご紹介しましたが、ジャマイカでは今年2019年1月から使い捨てのレジ袋をはじめとしてプラスチックのストロー、発泡スチロール容器の使用を段階的に廃止し、プラスチック汚染問題に取組んでいます。とはいえ、ローカルな店が対応するのは難しいのではと思っていましたが、任地サブラマの小さなレストランでも遂に紙袋にシフトされていて感心しました。正直、道端や公園などに平気でゴミをポイ捨てするようなジャマイカ人のマナーアップにも取組んでほしいところですが、思いきった環境保全に舵を切れる政府の思い切りの良さというか進取の姿勢は評価されるべきではないかと思います。

ちなみに、この日のランチは揚げ魚でした。


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