見出し画像

自分の感情を知る教育

息子の学校では、親向けのオリエンテーションもいくつかあるのですが、その中で言われて衝撃を受けたのは、「自分の感情を一番大切にすること」ということでした。

今まで学校が大切としてきたのは、優先順位として①学業(成績など)、②社会性(友人関係や先生との関係など)、③個人の感情、だったけど、今では、①感情、②社会性、③学業となっているということでした。

当然といえば当然なのかもしれませんが、日本ではあまり聞いたことがなかったので、個人的にはすばらしい!と感じました。

そのような教育方針なので、各教室にはこんな写真が必ずどこかに貼ってあります。

(先生によって多少違うかもしれませんが)何かのタイミングで、「今あなたの感情はどれに近い?」と子どもに問いかけるようです。そしてまずは、どの色でもいいので、子ども自身が「今、自分の感情は赤色なんだ」と認識させることを大事にしているというのです。

そして赤だからと言って問題があるというわけでもなく、なぜ赤なのかを認識すること、そして緑になるには、何ができるか、などを考えさせるということです。

学校でこのようなことをしてくれることは、とてもうれしいですし、一方で、家でもできるなとも思っています。

日本だと、「個よりも社会の和を大切に」といったことが大事とされる中、自分の感情をしっかりと認識する訓練も大事だと思います。和を大切にすることも非常に重要ですが、和の前に「個」があり、「個」がなければ歪んだ「和」になってしまうのではないかという気もしています。

「和」を優先することがあってもいい。でもそれで自分の感情を殺しては、自分を否定することにもつながります。少なくとも自分の今の感情が何なのかは、しっかり認識してあげることが大切ではないでしょうか。

みなさんは、自分の感情を大切にできていますか?

いいなと思ったら応援しよう!