界隈塾vol.5《特殊と普遍》口上
来たる11/17(日)の界隈塾 (ゲスト:近田春夫氏、テーマ:特殊と普遍-宮台真司と近田春夫のこれからのコト) の告知動画4分30秒です。テーマ(お題)は近田氏から戴きましたが、やや抽象的なので、僕が何をやろうとしているのかを語っています。
【特殊と普遍について】
●特殊と一般 ⇔ 単独と普遍
●一般とは「同時代の皆(広域)」 ⇔ 普遍とは「永劫回帰を見通す単独者」
●近田氏がお題に込めた思いは?
【宮台歌謡曲セトリ*の昭和論について】
●歌謡曲とは何だったか ⇔ J-POPとは何だったか
●昭和的共通コード:「ここ/ここではないどこか」(空間性→時間性→世代性)
●「ここではないどこか」の期待外れという共通感覚が歌謡曲の本質
●ただのフラットな「15秒CM的あるある系」に頽落したJ-POP、近田氏の評価は?
*10/27 深夜4-5時 Jwave「近田春夫と小泉今日子のMAAD spin」での「宮台真司MAAD mix」
【「歌謡曲の終り=昭和の終り」について】
●大規模な「コードによる動機形成とその変遷(平均7年周期)」が終った
●つまり、「共通感覚の変遷が終了した=街の微熱が消えた」
【近田氏の「恥ずかしがり=諧謔」について】
●諧謔=「新しいコード(快不快図式)で活動し始めて皆がついてきたら離脱」
●「まだやってんの?」と自分にツッコんでズレる慶應・麻布高的な伝統的作法
●ダサさを嫌う「お坊ちゃま」特有の「上昇より斜上が好き」→上記変遷の駆動因
●駆動因が機能しなくなったのが「コード変遷の凪ぎ」の原因→近田氏の困難?
【近田氏の「半世紀の総括」について】
●昭和の終り=「コードによる動機形成とその変遷」の終り=「凪ぎ」
●乱世の恒常化で「凪ぎ」が終る徴候:歌謡曲ブーム・ふてほどブーム
●ゆえに「変わってはいけない(いけなかった)もの」についての再帰的反省が問題化
●近田氏の「同時代の皆」(冒頭)に左右されぬ「永劫回帰の単独者」ぶりはどうなる?