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福地海斗
2019年12月24日 00:30
天国が滅んでいる夢を見た。と、始まる文章があったとしよう。どんな話が膨らむだろうか。今、それで悩んでいる。見たには見たのだ、そんな夢を。まるで演劇みたいであった。でも、ただそれだけのオチのない話なのである。続きを言うとするならば、ぼくは天国に立罩める霧の中にいた。無論、天使の輪っかなどない。その代わりと言ってはなんだが申しわけ程度の小さなバツ印が頭上に一つ。あ