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ダーツのリリースが「飛ばす」から「飛んでいく」に変わった話

何度もnoteで書いてきましたが、僕は約1年前にイップスになりました。

イップスになる前はダーツライブのレーティングが14のAAフライト。そしてイップスを克服した現在、調子を取り戻してレーティングが15まで上がりました。

イップスの前後で同じくらい打てているけど、投げ方や感覚は全くの別物。今回はその投げ方や感覚の変化について記録しておきます。


「ダーツを飛ばす」から「ダーツが飛んでいく」に

イップス前にAAだった頃は、「狙いすましてダーツを飛ばす」という感覚。
イップス後は、「狙う場所を見ながら腕を振るとダーツが飛んでいく」という感覚。

どちらでも同じくらい打てているので、どちらが正解とは現時点では言い切れません。しかし、個人的には後者の方が楽に投げられて好きです。

この感覚の違いはなぜ起こっているのか。その答えとして、現時点で僕は「より楽なフォームで投げられている」ということだと思っています。

楽なフォームで投げられるようになったのは、イップスを直そうと勉強したり練習を諦めなかったおかげ。どうやったらイップスの出ない投げ方ができるか試行錯誤した結果、たどり着いたのが現在の楽なフォームでした。

イップス前と現在のフォーム比較

左がイップス前、右が現在のフォーム。角度が違っててわかりにくいけど、明らかに右の方がリラックスしていて無駄な力が入らなそうですよね。


「飛んでいく感覚」には脱力が欠かせない

フォームを作り直すときにずっと意識していたのは、やはり「脱力」。ダーツをやっていると耳にタコができるほど耳にするあの「脱力」です。

イップスになっているときにPDC選手の投げ方をたくさん見たのですが、日本の選手とは比べ物にならない脱力感でめちゃくちゃ参考になりました。PDC選手はぱっと見「やる気ないんじゃないの?」と思うくらい力が入ってない人もいて、腕の動きも「スッ」て感じじゃなく「べろーん」て感じ。

ソフトとスティールで別物だからってのはあるけど。

そういった投げ方を参考にしながらたどり着いた現在のスローが以下のツイートの動画。

もちろん腕がしなるよう意識してきたわけではなく、脱力して投げることを意識して練習した結果がこれ。だからこんなに柔らかい動きで投げられていると自分でも思ってなかったので驚きました。

脱力を身につける前段階として、どれだけ弱い力でダーツをボードまで飛ばせるか実験してみると良いと思います。いわゆるチョイ投げになってもいいので、できるだけ軽く投げてみてください。「え、こんな優しく投げたのにこんな飛ぶんだ」と感動すると思います。

少なくとも僕は感動しました。笑

あと、素振りも脱力の感覚を身につける練習として役立ちました。ダーツを持った状態だとつい力が入ってしまうけど、素振りなら簡単に脱力できるんですよね。だからそれを利用します。

まずは脱力状態で素振りして、その直後に素振りのイメージのままダーツを投げる。普段のスローを想定して素振りするんじゃなく、素振りのイメージに普段のスローを近づけていく感覚です。

また、頭でも脱力について理解しておきたい場合は以下の動画がおすすめ。今後のダーツライフのためにも観ておいて損はないです。


今回はこれで終わります。

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