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2023年9月の読書記録まとめ
みなさんこんにちは! 旅狼かいとです。
今回は8月以上に遅くなってしまいましたが、2023年9月で読んだ本をまとめていきます!
9月後半から仕事が立て込んでいくということでだいぶ慌ただしく過ごしていましたが、読書は移動時間で安定してできました。
結構ビジネス本を読み漁った一月という印象。色々と迷いが生じた1ヶ月でもあったなぁと感じています。やはり読書は自分の現在地を知るための一つのツールになりますね。
①YOUR TIME
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時間に追われている、時間管理がまったくなっていないという意識がある中で、Amazonで気になっていてポチり。
結果としては買ってよかった。
時間管理、というよりは、「時間感覚の管理・調整」という意識が大切というのがすごくしっくりきたし、自分の時間感覚のタイプを客観的に知ることもできた。具体的な行動アイデアを得れたのもありがたい。
こういうビジネス本は、確かに、言っていることや書いてあることが「当たり前だろ」「知ってるよそんなこと」と感じることもあるが、それを改めて客観的できる、人から言われているような感覚になるのがありがたい点だと思う。「わかっている」「意識している」「行動している」はそれぞれ全然違う。ビジネス本は、後ろ2つを促してくれる役割があると今回感じた。
そういう意味では、「自分を調整するためのツール」として、いくつかの本を決めておくっていうのも大事かもしれない。この本は、「時間の使い方がうまくいってないな」「時間に追われているな」と感じたときに読みたい一冊になった。
おすすめ度:★★★★☆
作者:鈴木 祐
②サイコロジー・オブ・マネー(The Psychology of Money)
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1回目に読んだ記憶も残りつつ2回目を読んだが、やはり良い本だと思う。
生きていく上でお金は絶対に必要なものであり、そんなお金についての考え方をこの本は書いてくれている。精神面について語ってくれているので、意識一つで自分も変われる。行動に移しやすいのもありがたい。
1回目に貼った付箋と一致するところもあったが、多くは一致しなかった。1回目には響いていたが、今回は響かなかった、というところも多く、そういうところは、近くの別の部分に惹かれたことが多かった。大筋は変わらないが、細かいところで印象や考え方が変わっているのかもしれない。
…それは当たり前だな。前回の1回目は独立した当初、今回の2回目は挫折を経験して雇われの身となり時間に追われている状態なのだから(どっちが良い悪いとかではなく、事実ベースの話として)。
こういう変化を感じられから、やっぱり本は面白い。本や映像作品は変わらない。だから自分が変わっていることを感じやすい。その感覚を得れたものありがたいね。
おすすめ度:★★★★★
作者:モーガン・ハウセル(Morgan Housel)
③第六ポンプ
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印象的なレビューが多かったから期待して読んでしまったというのもあるかもしれない。自分の中では「こんなものか」という感想の方が強いが、「この人ならではの世界観」というのはとてもよく伝わったし、おもしろかった。そういう意味では、訳者との相性もあるかも。
パオロ・バチガルビは環境紙?系の仕事をしていたそうで、その影響もあってか、作品には「自然と人間」「環境と人間」「化学物質と人間」みたいなものがほとんどだった。そこから、「人間の心」や「人間の尊厳」、「生きることとは?」みたいなところを描いていると感じた。
作品によって読みやすさ、読みにくさも結構顕著だった気がする。まあこれはSF作品だから仕方ないところではあるのかな。なかなか想像しにくい舞台もあれば、すんなり理解できたものもある。これも訳者の問題? でも、同じ人の訳でも差があるからなんとも言えない。こちらは作品と自分の相性かな。
ともあれ、「環境と人間」をベースにしたSFって、言われてみるとありそうでなかなかない気がするから(僕が読んでないだけかもだけど)、新鮮な気持ちになるのは間違いない。気になる人は読んでみてほしい。
おすすめ度:★★★☆☆〜★★★★☆
作者:パオロ・バチカンピ(Paolo Bacigalupi)
④自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと
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空港から家に帰る電車であっという間に読めたが、とてもモチベーションが上がった。
「捨てる」というテーマの本を読みたいがために読んだのがきっかけだったが、最終的にはこの本も「夢を追うこと」みたいなテーマになっていたし、自分の中でも、夢やライフスタイルをもっと考えようと感じた。
手軽にモチベーションを高めるにはとても良い。躓いたときや「よくわからない迷い」に陥った時は、戻ってきたい一冊になった。
おすすめ度:★★★★★
作者:四角 大輔
⑤アリス殺し
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中盤までは、解説では“醍醐味”と語られている不思議な国でのテンポの悪い会話劇が合わず苦労したが、最後の結末を読んで「こうなるのか〜」とは思えた。とはいえ「自分にはこの人の作風が合わないのかな」とは解説を読んで感じた。
現実と不思議の国のつながり、メルヘンさ(本家の『不思議の国のアリス』を読んでいるからこそ感じるのかも)の中にある狂気、そして最後まで読んでわかる真実。うん、たぶん自分には、少なくとも今の自分には合わない作品だったのだと思う。笑
とはいえ、描写表現が少ない会話劇のようなテンポは、人によっては楽しめると思う。たしかに、不思議の国のキャラクターたちの姿は鮮明にイメージできたし、キャラ立ちもしていたからね。
おすすめ度:★★★☆☆
作者:小林 泰三
今月刺さったワンポイント
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大切にするべきはToDoリストではなく、”やりたいことリスト”。