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単複同形名詞とwords

英語の名詞には「単数形」と「複数形」があります。ほとんどの単語は語尾に「s」をつけると複数形になります。なんとわかりやすい。しかし、中には単数形と複数形で形が一切変わらないものがあります。今回はそういった単複同形の単語を解説していきます。

以前、加算名詞と不可算名詞の解説をしたときに判別法は「形がはっきりしているか否か」という解説をしましたが実は単複同形も同じような理屈で成り立っています。

単複同形の単語として有名な「sheep」を例に見ていきましょう。

さて、加算名詞は「形がはっきりしている」と冒頭に触れた記事で解説しましたが、「形がはっきりしている」とは「一つ一つを見分けられる」とも言えますよね。ここでsheepの写真を見てみます。

made by ChatGPT

このように羊は群れで行動します。故に一匹一匹数えるというより、まとめて一つという認識なんです。「一つ一つを見分けられる」時は冠詞や複数形のsをつけると書きました、ですが羊は群れで動くまとめて一つなので、裏を返すと一匹一匹を見分けてないんです。なのでいちいち「a」とか複数形の「s」とかをつけないんです。群れでいる羊を一匹ずつ数えていたら日が暮れちゃいますからね。

試しにChatGPTに”Please make a picture with sheep”と言ってみたところ

made by ChatGPT

一匹の羊ではなく、羊の群れの絵を描きました。このことからChatGPTも羊をまとめて一つの群れと認識していると推察できます。

wordsはなぜ数えるの?

羊が単複同形な理由を考えると、wordも単複同形なのではと疑問に思うかもしれません。確かに文を見たときに、いちいち何単語かなんて数えませんよね。しかしこれにもちゃんと理由があります。

それは…そうしないと不便だからです。

例えば電話番号は11桁と決まっていますし、名前も法律上の制限はありませんが、あまりにも長いと何かと不便ですよね。このように文字は数える必要があったから単複同形ではなく「words」と単数、複数を分けるようになったんです。

今回は以上になります。最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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