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#12 留学して半年経ったので,これまでを振り返る
さて,3/13をもって,留学に来て半年となりました.僕の留学期間も残り半分.半分過ぎたところで,これまでを振り返っておこうかな,と思います.
結論,今のところ上手くいっている,だけど完璧じゃない,といったところが正直な感想です.自分ならもっと頑張れるはずだけど,どこか全力を出し切れていない.そんなことを抱いて日々悪戦苦闘しています.
1. 周りの目線を気にしすぎていた前半.何もかもがうまくいかずに崩れ落ちた自分の理想.
留学に来たからしなきゃいけないこと,留学生として結果を出さなければいけないこと...
やらなきゃいけない(と思っていた)ことと実際のギャップがあまりに大きすぎて,精神的にしんどい時期が最初の3か月でした.
実際に理想に追いつかなかった理由はいくつかあります.初めての一人暮らし&長期留学で慣れない生活,環境が変われば自分も変わると思い込んでいたこと,大きくはこの二つでしょうか.
2. 周りの目線を気にしなくてもいいと気付いた転換期.”自分は自分”をテーマに全てが転がりだした.
”しなければいけない”ことから自分を解放したとき,一瞬で楽になり,前を向くことができました.
しなければいけないことなんて何一つなくて,自分の人生なのだから自分が思うままに行動すればいい.自分が楽しいことが何より一番大切だ.別に全てを投げ出すとかそういった意味ではなくて,他人との比較の上で滲み出るto doリストに何の意味もない,と思えたということです.
他の人がこうしているから自分も,であったり,留学生ってこうだから自分も,といった思考は何の意味もない.あくまで自分がやりたい,と心から思えることを本気で行動に起こすことこそ生きる本質だ,そう結論づけた途端楽になりました.
こう思うことで自分に自信がついた.そして何より僕自身に最も欠けていた部分が,自分への自信だったということにも気づけた.
勿論他の人と比べて全然できないこともたくさんあるけど,逆に自分にしかできないこともたくさんあって,周りの人ができないことをできるようになるのではなくて,自分にしかできないことを伸ばしていくことこそ大切だ.
一人で留学に来て一人で頑張らなくちゃいけないと思っていた辛い時期に,自分に自信を持たせてくれるきっかけをくれたある方には本当に感謝しています.おかげで少し出遅れたものの,自分らしい留学のスタートを切れ,波にも乗れているんじゃないかな,と自負しています.
3.自分が成長している音が聞こえた.
最初の3か月は何やっても上手くいかないタームだったのに対して,後半の3か月は思ったことが面白いくらいに実現していった時間だった.
やりたいこと,なりたい自分,思い描いた通りに事が運んでいって,正直上手くいきすぎて怖かった.でもそのくらい何もかも順調だった.
時間が解決してくれた部分ももしかしたらあったかもしれない.だけど自分で悩んで考えた時間は今の僕にとても大切なことをくれているし,そのおかげでさらにジャンプアップできたのだと前向きにとらえています.
起こる出来事に因果関係をつけるのは難しいし,結局何が正しい選択だったのかなんて誰にもわからないけど,自分なりに納得し解釈して進むことができれば何でもオッケーなんじゃないかな.
4.今後の展望.
残り半分.本当に時間が経つのは早い.
留学は半年で一旦終了になってしまうけど,研究はまだまだ続くし,実は帰国後も再度渡独する計画で動いているんです(この辺も話し出したら長くなるのでまた日を追って).
ということでこの留学という期間に何か区切りをつける必要もなくて,研究も留学もまだまだ続いていくわけなのですが,そのせいか今年一年での着地点を若干見失いつつあります.
どうせまた帰ってくるし,という気持ちがどこか働いてしまって,なぁなぁになってしまいそうでとても怖い.
だから今年一年での目標はしっかり見据えて,もう一度引き締めなおす気持ちで再スタート切れたらいいな,と思っています.十中八九自分の研究成果に関してきっちり成果目標を挙げる必要があるわけですが,早めに研究計画を具現化しろと要はそういうことです.
日々留学に来たからこその考え,留学とは関係ない考え,様々な考えが頭の中で浮かんでは消え,これを繰り返していて,そういった些細な考えからも何か大事なことを得られないかな,そんなモチベーションで今後もこのnote投稿は続けていければいいな,と思ってます.
そしていつか沢山溜まったnoteを見返して,過去の自分から何かヒントを得るような,そんな出会いを願ってやみません.
読者の皆さんにも僕の経験から何かヒントを得たり,日々経験することのないような議論の機会を提供できたらこの上ない幸せかな,と思います.これからも応援のほど,お願い申し上げます.