『原体験ドリブン』で想いの解像度が上がった。
こんにちは!
前回のnoteを読んでいただいてありがとうございました。
多くの方に応援いただき、「よっしゃ!やってやろう!」という気合いと気持ちと、「大丈夫かな…」という不安が入り混じっております。
焦らず目の前のやるべきことを淡々とやって自分が描いている未来に向かって歩み続けます。
noteに書いたような会社を立ち上げてまで「やりたいこと」が明確になってきたのは去年の6月頃くらいからでした。G's ACADEMY UNIT_SAPPOROに通う中で「Why me?」という言葉に出会いました。「なぜ私がやるのか」という問いです。「Why me?」と問うた教員時代の原体験が大きかったように思いました。
教育実習をきっかけに「安心して挑戦できる環境を作りたい」と思い、教員になりました。1人1人と向き合い、コーチングのプロ資格を取り、毎日のように面談をして、やりたいことを引き出す。それでも子どもたちの背中を押すにはまだまだ足りないと思い、教員を辞め、転職しました。
そして、転職後にプログラミングを学んでいく中で、「安心して挑戦できる環境を作りたい」をベースに中高生向けのオンライン進路相談相談サービスを開発しました。
ずーっとがむしゃらにやってきたわけですが、改めて立ち止まって、一生安泰であろう教員という職業を捨ててまで今の自分を突き動かす原体験は何だろう?と思っていたところ、『原体験ドリブン』という本に出会いました。
タイトルからも、ワークシート的にも「面白そう」と思い、ノータイムポチリ。本の内容もワークが多くて、ワークを取り組みながら読み進めるとあっという間に読み終わっちゃいました。
『原体験ドリブン』って何??
うおおお!!そうだよなぁあ!!経験が少ない高校生に原体験ってあるのかなって疑問に思っていた自分に正義の剣を突き刺してきた感覚でした。
私が実際にやったワークを紹介しながら本書を紹介します。このnoteを読んで興味を持ったら本書を購入するか、著者のnoteで本書の一部を読むことができるので読んでみるのがよいかと思います。
「現在の自分まで大きな影響を与えている過去の体験こそが『原体験』です。
私は就活の時にやる「自己分析」はいかに自分をキラキラ見せるかというプリクラのような薄っぺらいモノな感じがして嫌いでした。みんな同じスーツ着て、同じ髪型にしちゃうから企業に擦り寄るような感じもしてまともに自己分析できませんでした。(もっと文字通りちゃんと自分を分析すりゃあよかった。)
ただ『原体験ドリブン』は違いました。
誰に見せるわけでもない。ただ自分の人生を納得しながら生きるために掘り起こすと思うとワクワクしかしません。そして、「なぜ原体験が必要なのか」一番の理由はこれだと思います。
もう自分を殺さなくていい。
ワークを始める前からグサグサ刺さるワードが多すぎて息できていなかったです。もうお願いだから呼吸させてください。。。
主語が自分にならない限り、周りを気にして行動します。自分の思いと行動に乖離が生まれ、結果的に苦しくなり、体を壊し、最悪の場合、自ら命を落とす。もしくは誰かの命を奪おうとする。自分を殺してまで周りの目を気にする人がたくさん似るように思うんです。
「動機の深さ」は4段階ある
原体験を意識すると、日頃の動機の深さが変わるとのこと。
「ファッションで行動してたなぁ。」と気付かされました。だからこそ、「本当にこれしたいのかなぁ?」とブレることもあったり、テンションで始めてみて続かないこともありました。
モチベーションやミッションになってから「やる気」がそもそもいらなくなるくらいブレなくなりました。
実際にやってみた原体験ジャーニー(自己ワーク編)
いよいよ本題のワークに入っていきます。原体験ジャーニーとは、「人生をさかのぼって原体験を探す旅」です。原体験ジャーニーには1人でやる自己ワークと2人で行うペアワークがあります。私は、自己ワークをやってみました。
自己ワークを始める3つの手順
①私は起業ノートを起業前から作っていたのでノートに書きました。が、A4用紙の裏紙でもいいかもしれません。
②「基本5項目」とは以下の5つ
・今やっていること
・時間を忘れてできること
・好きな言葉
・やりたくないこと
・将来やりたいこと
それぞれに対する自分なりの答えをざっくりと書く。
③最低5回「なぜ?」と自分にぶつけてみて、その答えを書き出す。
たった1回の問いで原体験には辿り着かないので最低5回は「なぜ?」が必要です。私は平均7回の問いをぶつけてようやく「原体験らしきもの」にたどりつきました。
煮詰まった時に抜け出した方法
▷質問の角度を変えてみる
「いつからそう思い始めたんだっけ?」
「お父さんは何て言ってた?」
「何で今でも思い出すくらい怒ってるの?」
みたいなことを投げかけると抜け出せる確率高まります。
▷「もう1人の自分」を召喚する。
急に中二病みたいなこと言い出しましたが、私は本気で言っています。本書では、
本田圭佑が「リトルホンダ」に尋ねるように「もう1人の自分」は存在すると思っています。その「もう1人の自分」の声に耳を傾けながらこのワークをやると、ペンが進みました。
問いかけ方がわかってきたと思います。では、どれだけ問えばおしまいなのか。原体験のゴールはどこかということも本書では教えてくれています。
やってみたら、なるほどー!だから、「こういう時に自分はイラッとするのか」と気づきました。
この「納得感」に出会えたら原体験ジャーニー(自己ワーク編)は終了です。
原体験ジャーニー(振り返り編)
「原体験に出会えたー!」「おーしまい!」ではもったいないので、原体験をベースに振り返りを行っていきます。
「ブレない自分軸を作る」がゴールなので、原体験から手段までのブレない軸を作っていきます。
振り返りも5つの項目に答えていきます。
①「強い原体験」
②「過去の自分にアドバイス/原体験に関わりのある大人に言いたいこと」
③「価値観(思い)」
④「過去の自分と同じ状況にある人」
⑤「手段」
私も答えてみました。
振り返りをして、改めて自分が解決したいと思う課題に当事者意識を持つ理由が見えてきました。原体験今につなげていくことでさらに自分がやっていることの理由が自分自身もさらに納得できるものとなっていきました。「腑に落ちる」感覚を味わえました。
「安心して挑戦できる環境を作りたい」という想いは「自分自身を過小評価し、やれそうなことにしかチャレンジしてこなかった。」原体験があったからだと気づきました。「周りの目以上に、自分自身で自分の可能性に蓋をしているなんて。」「いつからでも人は何者にでもなれる」と信じているから、転職ではなく、起業に挑戦し、自分自身が困難に挑戦しようと思っているんだとわかりました。また、中高生のうちに自分はできたという成功体験の提供と想いに寄り添う大人を繋げ、安心できる環境を提供したいだと再認識できました。再認識というより無意識から意識に変わった感覚です。
原体験バズーカを手にしました。
最近、ピッチなどで共感を得る機会が多かったのですが、『原体験ドリブン』を通して出会った新たな原体験によって、より言葉に説得力が増し、「巻き込み力」と「貫通力」が増しそうです。
毎週noteを書いていて、会社を立ち上げ「何するの?」と問われ、自分の言葉で話す機会が増えました。
この言葉を意識して、さらに自分の想いの解像度を上げ、自分の言葉に磨きたいと思います。
とツイートしたところ、何人かから「やりたーい!」とのお声がけいただいたので近日中に『原体験ドリブン』のペアワークショップやりたいと思います。「自分がこれからどうしたいのか」「自分とは何研究したい人」「誰かと対話したい人」など参加したい方がいらっしゃましたら、ぜひご連絡お待ちしております!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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