親も「イヤイヤ」こどもの「イヤイヤ期」をどう乗り越えるか?
子どもが言うことを聞かず大人を困らせる「イヤイヤ期」、どこの家庭でも見られる光景ですし、小学生のお母さんから相談を受けるお悩みの一つです。
しかし、子どもが親の言うことを聞かないのにはなにか理由があるかもしれません。
「ちっとも言うことを聞いてくれない!」とぼやいたり怒ったりしても問題は解決しません。
“なぜ言うことを聞かないのかという理由”
“失敗しない親の声かけや態度”について、一緒に考えてみましょう?
言うことを聞かないのは、心が育っている証拠
第1次反抗期の1~2歳児は、だんだん親の言うことが分かってきます。
そして、自分の意志を伝えたいと思います。
つまり、この頃の子どもは”自己主張”を覚えることから自分の意志に沿わないことは「イヤだ」と表現します。
3歳くらいになるとただ「イヤだ」ではなく、「なにがイヤだ」を伝えられるようになります。
判別がつく時期なので頭ごなしに親が怒ると、傷つけてしまいます。
5歳くらいになると、周りと自分の距離感が分かってくるのですが、自分の意志に沿わないと途端にへそを曲げてしまうことがあります。
「分かっているけどイヤ」な時期です。
「イヤイヤ期」のこども対処法
①NGワードにきをつけて!
感情的になって否定するのは良くありません。
「あんたはダメ」
「何度言ったらわかるの」
って言われたらグサッと心に刺さりますよね。
「何がダメだったのか」、「どうすれば良かったのか」
を一緒に考えてあげましょう。
②突き放しや人格を否定するのは良くありません。
「もう勝手にしなさい」
「お母さんは知らないから」
「何度も同じことをするなんてばかじゃないの」
大人が言われてもショックです。
「失敗しても大丈夫」、「上手くいったら大成功」
失敗しても責めてはいけません。
チャレンジの出来ない何もしない子どもに成長します。
やってみて上手くいったらたくさん褒めてあげてください。
③出来ない約束はしない
「今忙しいからあとで」
「わかった。今度ね。」
子どもは親を信頼しているので、
「待て」と言われたら「待てばやってくれるものだ」と思います。
「今度」と言われて「今度がいつまでも来なかった」ら信頼をしてもらえません。
忙しいときにしつこく声をかけられるのは面倒なものですが、適当な相づちを打っていると子どもは言うことを聞いてくれなくなります。
「約束をしたら守る」「できなかったらちゃんと理由を言って謝る」
自分の子どもにも誠意ある態度で接することを念頭に置いていれば、相手(こども)も信頼に応えてくれます。
④餌で釣る
「点数があがったらゲーム買ってあげる」
「ちゃんと塾で勉強したら帰りにお菓子買ってあげる」
餌で釣ると餌がないと動かなくなります。
お菓子ですむ時期はいいですが、学年が上がると要求するものの金額も上がってきます。
「買ってあげる」ではなく、「一緒に楽しむ」ようにすると子どもが自分のことを話してくれるようになります。
⑤罰を与える
「勉強しないならゲーム機を捨てるよ」
「スマホ没収するよ」
取り上げるなら最初から与えないことです。
決まりを作って「○○時間しかやらない」と約束して守れる子どももいれば守れない子どももいます。
自分の子どもが守れるかどうかを判断して、与えてもいいかどうかを決めるのが親です。
守れなかったのなら最初の取り決めが間違っていたかもしてませんので、今後ゲームなどの使用についてもう一度こどもと話し合う必要があります。
厳しいことも言いましたが、昔auのコマーシャルで菅田将暉さん扮する
”鬼ちゃんが”自分の子ども(鈴木福くんでしたっけ?)に向かって
「反抗期キターッ」って叫んでましたよね。
あんな風に楽しく「イヤイヤ期」を乗り切ってください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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