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Apple Watchにバッテリー駆動時間を期待するべきなのか?

*Apple Watch Series10をS10とし、Apple Watchを「AW」と簡略化した名称で用いていく。


充電サイクルの習慣化

 AWなどのスマートウォッチを使用する上で、「バッテリー持ち」と「高速充電」に対応していて困ることはない。それでも基本的に機械式の時計などとは異なり、「充電する」といったアクションが必要なのはスマートウォッチというガジェットの宿命である。

 よくAWとガーミンといったスマートウォッチの「充電しない期間」を比較している動画がYouTube上で散見される。充電が不必要な期間による違いといった角度からAWとガーミンなどのスマートウォッチを比較するのはナンセンスであると感じる。それにランニングor健康管理デバイスといったそれぞれの得意な役割があるといった事実を正確に伝える必要があるのではないか。

以下のような比較が個人的には気になる。

ex)AWは、毎日の充電が必要であるが、ガーミンは、1週間程度なら充電をしなくてもよい。

 先ほども述べたが、基本的にスマートウォッチは「充電」といったアクションが必要なのは仕方がない。特に充電をするタイミングがガジェットとしての短所であるのは言うまでもないだろう。1日の中に「隙間時間」や「入浴時間」といったように充電できるタイミングは少なからずある。そのため充電の耐久性よりも自分自身に最適化した充電タイミングのルーティン化することが重要であると考える。これは個人的にお気に入りのぬふぬふさんも紹介していた。こちらの動画も是非一度目を通してほしい。

 充電サイクルをルーティン化すると、充電のタイミング問題について考える必要は一切ない(バッテリーの劣化については考慮する必要がある)。AW以外のスマートウォッチでも基本的には、充電をして使用することが想定されている。そのため省電力での運用は、スマートウォッチの本来持つパフォーマンスが発揮できず本末転倒な使い方であると感じてしまう。


バッテリーの耐久性について

 基本的にスマートウォッチというガジェットは、ある程度の期間(サイクル)で乗り換えて使用していくガジェットであると考えている。アナログ時計は、充電といったアクションは必要ない。時計の針が動かなくなった場合には電池の交換が必要になる。アナログの時計には、日々のバイタルチェックや日々のログの計測といったような健康管理機能はない。

 一方でAWには、毎日の睡眠時間の計測や夜間バイタルといったデータのログを確認することで自分自身の健康状態のチェックが可能である。このことから、バッテリーの耐久性も重要になるが、自分自身の健康を可視化できるといったメリットを享受するためには、バッテリーの犠牲が伴うのは仕方がない。バッテリーが健康に勝ることはない。健康であるからこそ自分の趣味に没頭できたり、noteで自分の思いを綴ることができると日々感じている。

 日々の健康の可視化とバッテリーのどちらも必要ならば、AW Ultraを選択するのが最善なのかもしれない。それでも通常のAWよりは充電する頻度が減るが、充電して使用するといったスタンスは根本的には変わらない。現在のAWの選び方として、「バッテリー持ちのよさ」と「バッテリー残量を気にする人」がUltraを選択する傾向があると考える。通常のAWを選択する人は、新しいもの好きな人(デザイン面)と充電の頻度を気にしない人が選ぶ傾向があると考えている。

 ちなみにどちらを選択したとしても、「充電」といったルーティンからは逃れられない。スマートウォッチといったガジェットは「充電」といった束縛から逃れられない。さまざまなメリット・デメリットを理解した上で購入するのをオススメする。以前に作成した記事が好評であったので、こちらの記事のリンクを貼っておくので一読していただけたら幸いである。


余談

 AWを含めたスマートウォッチに対して、充電のしなくてもよい期間の長さで比較した動画などもYouTube上にある。そのような比較はナンセンスだと思う(先ほども述べたが)。AWがスマートウォッチという新たなガジェットの市場を切り拓いたといっても過言ではないだろう。AWによってスマートウォッチというこれまでの時計の概念を覆すようなガジェットが日常に浸透しているのもAppleがスマートウォッチといった市場を開拓していった功績があるからだと思っている。

 年に数回程度は、山などの過酷な環境下で使用する機会がある。またウェイポイントバックトレースはGPSを常に使用するので、AW Ultra以外ではバッテリーの残量に関しては心許ないのは仕方ない。この場合に限り、常時点灯でなくても特に問題はないので省電力モードでの運用をしている。過酷な環境下での使用を想定している人は、AW Ultraを使用した方が精神的満足度が高いのではないかと言える。


まとめ

 今回、このテーマで記事を執筆している中で、充電のルーティン化をすればバッテリー残量といったものを意識しないで使用できると感じている。S10からは、これまでの常時表示に加えて秒針の表示もできる文字盤も追加されている。秒針の表示によって、アナログライクに使用できる点も気に入っている。AWについて語りたいことがまだあるので、記事にして紹介していく予定である。文量が多くなってしまったが、AWの使い方に関して少し思想が強めであるが目を通していただけたら嬉しい限りである。


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