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M1Pro MacBook Pro 14インチの完成度の高さ

*M1Pro MacBook Pro 14インチ 2021(メモリ16GBモデル)を基に話を進めていく。 M1Pro以前に使用していた、M1 MacBook Airと比較しての個人的な意見である。


 このテーマで執筆したいと思った理由として、普段の生活の中で何気なくMacを使用していたことを2024年を振り返りながら気づいた。最近はnoteの執筆に力を入れているが、それに加えて写真編集やDAWでの簡単な音楽制作もしている。noteの執筆ならそこまで負荷はかからないが、写真編集やDAWは、メモリを多く使用するのは仕方のないことである。これらの作業をする際にメモリ不足を感じたのが買い替えるきっかけとなった。


14インチor16インチ問題について

 購入する前までは、16インチの方をメイン機として購入する予定であった。持ち運んでの使用も加味すれば、サイズ的にも重量的(約2.1kg)にも厳しいのも明らかである。一方で持ち運びができないということはないが、持ち運びたいなら「覚悟」が必要になる。カバンの制約や外出先での作業スペースの問題などが考えられる。比べて14インチ(約1.6kg)の場合は、MacBook Air(約1.3kg)と350g程度のペットボトルや缶を一本分持ち運ぶといったような感覚である。そう考えるとAirよりもディスプレイが綺麗でかつ、サイズアップしているという部分も加味すれば重量の問題はそこまで気にならない。数百グラム程度の重量の増加でアップデートできるAppleの技術に感心している。

 ここまでは、物理的なディスプレイの大きさに着目してきた。しかし、ディスプレイ越しだと2インチの差はそこまで大きな差ではないのかもしれない。またディスプレイ上部にノッチがあるが、全体的に画面の占有領域がM1Pro以降はかなり以前のモデルよりも広くなっている。ノッチの存在があることで全体的にディスプレイ全体が広くなり、14インチと16インチのディスプレイサイズの差が顕著で亡くなったことにより14インチのほうが総合的に優れていると感じた。

 実際に16インチを購入した人は、14インチの比較の動画や記事に目を通していないはずだ。ノールックで購入していると思うのは私自身だけか。そもそも14インチと16インチのどちらかを購入したいというサイズ感の悩みを抱いている時点で16インチを購入する資格がないのかもしれない。


SDカード、HDMIポート(右側ポートの強化、type-cの追加)

 写真のデータをPCに移す際に、SDカードスロットが標準装備されているとデータ移行の際は非常に便利である。HDMIポートについては、まだ使用したことはないが、いざというときはプロジェクターやモニターに即座にアクセできるといった点においては、Airよりも優れている。USBハブを持ち運ぶ必要がないというのは、メリットとしてのインパクトは小さい。しかし、持ち運ぶ人ほど恩恵を受けるだろう。

左側面。
右からイヤホンジャック、type-c×2ポート、MagSafeポートといった構成である。イヤホンジャックが左にあるとtype-cと干渉することがあったので使い勝手はイマイチ。Airの時は、右側にあるためアクセスしやすかった印象がある。
右側面。
右からHDMIポート、type-c、SDカードスロットといったようにシンプルではあるが、使いやすい構成となっている。Airを使用している時はハブを買ったが、使用頻度が減った。写真のデータをMacで保存する際に、SDカードスロットが便利であると感じる。

 Airからの小さい進化であるが、個人的には使用頻度が高いのが、右側のtype-cへのアクセスである。左側からのアクセスが難しい場合には重宝する。type-cが右側にあることにより場所を選ぶ必要が減ったのは大きなメリットであると日々感じている。


MagSafe充電への対応(従来通りtype-cでの充電も可能)

 type-cを使用していて、たまに足に線を引っ掛ける時がある。また充電する際の抜き差しが固く、端子が壊れないか心配であった。MagSafe充電に対応することで、それらの心配がなくなった。また足を間違って引っ掛けてしまった時に、「パチン」といって簡単に外れるのは何気に便利である。しかし、外出先で使用する際は、ケーブルを2種類持ち運ぶのは少し面倒だ。自宅で使用する分には、特に問題はなくtype-cのポートが空くという点においてはメリットでもある。

MagSafeポートが点滅しているのでバッテリーの状態を容易に確認することができる。
満充電の時は、緑色に点滅し、充電をセーブしている時は、赤く点滅する。視覚的にもわかりやすいのが気に入っている。

 type-との接続時の違いとしては、足を引っ掛けた際の安全性視覚的に充電or充電をセーブしているかの確認(MagSafeポートの視覚的な視認性のよさ)があると感じている。MagSafeポートからの確認でなくても、サードパーティーのバッテリー管理アプリを使用すればいいのではという意見もあるだろう。それでも視覚的に確認できることのメリットは大きいと感じる。


スピーカー性能の向上について

 自宅でMacを使用する際には、デスクで作業をすることが多い。その時は、外部のスピーカーに接続してBGMなどを掛けている。めんどくさい時は、14インチ本体からBGMを流すこともある。スピーカーからの音には劣るかもしれないが、本体スピーカーからの音としては優秀だと感じている。YouTubeでは基本的に本体スピーカーの音質に触れている動画が少ないが、使用する上での重要な要素の一つであると思う。同時にハードの進化よりも誰もが使用して体感できるという情報もあれば購入する際のアドバイスになると思いスピーカー性能について紹介している。

 Airと比較すると、低音の圧を感じるようになった。音量を最大にすると、部屋全体に行き渡るような音量になる(部屋のサイズによる)。Airは、低音域が苦手であったが、14インチではそのようなことはない。ノートPCから出ている音とは思えないほどいい音である。自宅で気軽にBGMを流したり、お気に入りの音楽を聴く時には手軽にいい音を味わえる。Macを使用する前までは、Winを使用していたがスピーカー性能で比較すると天と地ほどの差がある。スピーカー性能は、焦点が当てられない面でもあるが、これだけのためにProシリーズを購入するという選択肢は間違っていないと思う。


キーボードの沈み込みが深くなった

 Mac本体のキーボードは、シザー式であるため打鍵感としてはペチペチしているのはノートPCといったサイズ的な制約があるので仕方がない。M1Proは、Airと比較すると若干であるが、キーの沈み込みが深くなったと感じる。それでも基本的に外部キーボードを使用する。それでもキーボードの持ち運びが億劫な時などには、沈み込みが深いのは使用する際に打鍵時のストレスをそこまで感じなくていい。何気にこの部分もAirからProの小さい変化かもしれないが、打鍵のフィーリングは個人的には重要になると考えている。

 基本的にHHKBのキーボードを外付けして使用していることから、実際に本体のキーボードを使用する頻度は少ない。それでも沈み込んだといったような感覚を指先からのフィードバックとして得られるので本体キーボードとしての完成度は高い。


余談

 最近行う作業で負荷がかかっているのは、Lightroomでのノイズリダクションである。M4チップなどの最新のMacにすればAI処理などの性能にかなりの向上が見込めるのかもしれない。しかし、ノイズリダクションにかかる時間を他の作業に充てればそのかかった時間もそこまで気になる問題ではないと割り切っている。

 個人的には、M4シリーズのMac Miniはサイズ感も小さく気になっている。持ち運びの想定はないと思うが、デスク全体を広く使用できることに越したことはない。しかし、自宅でブレーカーが落ちた場合や自然災害が起きた場合のデーター管理においては疑問が残るが。

 AirからProにデータ移行をする際に、AirのほうがOSが新しいという問題が発生した。そのため、ProのOSを同じく又は最新のOSへアップデートする必要があり時間を要した。もともと使用していたAirは256GBの半分程度の使用であったのでそこまで時間はかからないといえども2〜3時間程度を要した。自宅にあったtype-cを使用したのが原因であり、Thunderboltに対応したケーブルを使用すればさらに高速にデータの転送を行うことができる。平日に移行作業をしたため、翌日に使用できるか不安であったので時間に余裕がある時に移行作業をオススメする。

まとめ

 今回、このテーマで執筆していた中で、Airと比較してProには小さいながらも着実に進化している点が多いと感じた。一年間使用した際にも記事にしてまとめていきたいと考えている。文量が多くなってしまったが、参考になれば幸いである。とにかく今は、M1proチップで特に不満はないので、OSがサポートしてくれる限り使用していく予定である。

 







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