【衝撃実話】結婚式1ヶ月前に彼はいなくなった 第六章
第一章・・・彼との出会い
第二章・・・幸せな日々
第三章・・・プロポーズ
第四章・・・彼はいなくなった
第五章・・・彼がいなくなった訳
第六章・・・彼がいなくなってからの私
彼がいなくなってからの私
リクと結婚式を挙げる予定だった日がきた。リクがいなくなってからこの日が来るのはあっという間だった。その間のことは今思い出そうとしてもなかなか思い出せなかった。
ちゃんとしなきゃ。1人で生きれる。生きなきゃ、と強く強く自分に言い聞かせて毎日生活した。
そんなにすぐに忘れられるはずがない。私は恋愛に依存していた。いつの間にか彼中心の生活になっていたのだ。仕事で疲れていても急に1人になったせいか毎日全く寝付けなかった。
結婚式の為、長く伸ばした髪も思いっきりカットしてショートヘアになった。美容室で「こんなにバッサリいって大丈夫ですか。」と言われ「もう必要ないんで。」と小さい声で力なく答えた。美容師さんもやりずらかったと思う。
結婚式だったはずのこの日が終わったら気持ちを新たに引っ越そうと決めていた。この日をなに事もなく穏やかに過ごしたかったが予定があった。
とても嫌な予定。
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