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9年間のフィナーレ。感動をありがとう。TVアニメ「響け!ユーフォニアム3」紹介します

 どうも貝Pです。今回は私的2024年春ランキング4位にさせていただきました「響け!ユーフォニアム3」を紹介させていただきます。これまで幾度もなく感動による攻撃で泣きましたが今回の最終シーズンも大号泣でした。全国大会金賞を目指して3年生になった黄前久美子部長を率いる北宇治高校。新たな挑戦をする中で、大人数だからこその過去一の部員同士のギスギス。目指すところは同じなのにすれ違う想い。気持ちと実力がかみ合わず努力が実らない挫折、人間関係の変化。苦労が堪えない中で最後の1年間を見てほしいものです。

 過去のユーフォニアム作品の記事書いてなかったか~(´;ω;`)となりました。リズと青い鳥劇場版響け!ユーフォニアムについてはこちらとなります。

作品紹介

 今記載した通りユーフォニアムのことが今回初めてだったので先ずはシリーズ作品の時系列をまとめてみました。図表としては原作者が原作とアニメの時系列のことをわかりやすくツイートしております

・『響け!ユーフォニアム(第1期)』ー2015年4月放送
 (→黄前久美子1年生。失言女王)
・『響け!ユーフォニアム2(第2期)』ー2016年10月放送
 (→黄前久美子1年生。先輩からの想いを受け取りメロディーを奏でる決意)
・『リズと青い鳥』ー2018年4月公開
 (→黄前久美子2年生、3年生のみぞれと希がメイン。ハッピーアイスクリーム!)
・『劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜』ー2019年4月公開
 (→黄前久美子2年生、リズと青い鳥と同じ時間で黄前久美子目線。黄前相談所爆誕!)
・『特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜』ー2023年8月公開
 (→黄前久美子2年生、新部長就任した久美子の忙しい日々。上手くいかないのが年相応)
・『響け!ユーフォニアム3(第3期)』ー2024年4月放送
 (→黄前久美子3年生 今季のお話です)
このような順番に!
劇場版は他にも
・『劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』ー2016年4月公開(1期の編集))
・『劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜』ー2017年9月公開(2期の編集)
があります。1期と2期のTVアニメシリーズはTVアニメの、劇場版は劇場版の良さがあるのでできれば全て観てほしいものです

本編

 先ずは公式HPよりイントロダクションの案内です。

春。北宇治高校吹奏楽部の3年、部長の黄前久美子は、期待と不安を抱いていた。

どんな新入部員がやって来るのか、部長として皆をまとめていけるのか、
そして悲願の目標である「全国大会金賞」を達成できるのか――。

そんな思いを胸に久美子は部長として奔走する日々を送っているのだが、
奏者としても久美子の前に大きな壁が現れる。

全国大会出場常連の強豪校から転校してきた黒江真由。
手にした楽器は久美子と同じ――ユーフォニアム。
華やかな音色、卓越した演奏技術、そして穏やかな人柄で周囲からも慕われる、完璧な少女。

しかし、そんな真由が時折のぞかせる影に久美子は何とも形容しがたい感情を抱く。

「たかが部活なんだし、無理してしがみつくものじゃないと思う…」

果たして久美子は真由にどう向き合うのか……。

そして、吹奏楽に懸けた青春に“卒業”が近づいてきていた――。

「いくよ、みんな」

久美子、高校最後の1年が始まる!

アニメ公式HPより

紹介・感想(※ネタバレ要素含む)

 この2年間で大きく成長した北宇治高校吹奏楽部。総勢90名を超える大所帯となったのは喜ばしいものですが、強豪と呼ばれるようになり新入部員は経験者もいれば高校生から楽器を触れる人もいる。目に見えてくる実力差やこわ~い高坂麗奈の圧に怯えていやがる人物も・・・。強豪校からの美少女転校生にオーディション、大会が近づくにつれて行われるオーディションが終わり結果が出るたびに部に不信感が高まっていく。面倒ごとは無視できない、うまく落としどころを見つけないといけない、部長としての立場だからこその責任感や投げ出せない、追われ続けるため自分の時間も満足に取れない、部員からの期待に応えないといけない、ついには麗奈や他の3年生とも考えが合わない。ずっと目の上のたん瘤状態で久美子が過ごす高校3年目はとてもとても濃ゆくて苦しい時期となります。(部活後には受験もあるから本当に休める暇がないよう)

 そして1年生から丁寧に描かれていた全国金への道のりを最後の最後まで描かれています。努力している姿などもこの2年間の回想シーンを通して今の気持ちをダイレクトに訴えてくるので感動です。それこそオーディションの時や大会前、合奏中。次がない、今年が最後だから今のメンバーでできる最善を取るための姿は感動です。

左が2年生時・右が3年生時
100人いたら100人台パンするシーンでしたね
やっぱり上の交換だと胸のサ、おっと誰か来たようだ

 さて、実際に私達もそうなのですが、人と一緒に行動をするときに一番の問題になるのが人間関係・・・それこそ3年生から強豪校から転校してきた黒江 真由の存在が長く、本当に最後の最後まで長ーく悩ませます。真由は3年間頑張っている久美子がソロを吹くべき。何故なら自分は転校してきたよそ者でもし吹いたら部の空気が悪くなり陰で何を言われるのか分からない。久美子が吹けば報われる。そして何より久美子は真由はかつての自分だと思っている部分もあり、ある意味同族嫌悪を覚えているように見えます。何度も何度もオーディションやソロパートを辞退しようかという真由に、実力主義だから、全国金を取るためには上手い人が吹くべきと言い張る久美子の感情も・・・。

黒江真由

 そんな実力主義を正論で押しとおす麗奈、大勢が思っている部の雰囲気や不安を無視できない久美子。正しさなのか感情なのか、気持ちがバラバラで、ただ部員同士が思うのが全て正しく理解できる、ただこのピリピリする空気をどうするべきなのか悩みに悩む姿は…観ていて本当の本当に苦しくなります。

いろんな人とのすれ違い・・・

 特に後半の8話からオーディションの結果が混乱からの大混乱して、9話で胃が痛くなり、10話で胃が痛くなりから久美子の想いで心に響いて泣いて、11話で遂に見せた久美子の弱音を吐く姿や決意が固まっていく姿に泣いて、12話で滝先生と久美子と真由と奏と麗奈の本音や決断が感情がぐちゃぐちゃになって大号泣して、13話で全員の努力の結果が目に見えるのに嗚咽が止まらなくなる。そして損失感で頭抱えます。それこそ松本先生が言っていた通り年を取ると涙腺が緩くなって若者が頑張る姿だけで涙が止まらなくなるのはこのことでしょう。(そして葉月ちゃんおめでそう)

こんなん泣くわ、のシーンがとても多い
彼女たちも苦しんでいます
1期の8話と3期の12話が繋がった時はもうヤバかったです
そして忘れてはいけない頼もしい先輩方
麗奈の最後のシーンは1期1話との対比で泣かせるのが上手くて憎たらしいw

最後に

 ということで響け!ユーフォニアム3を紹介させていただきました。こんなにギスギスした内容を見せつけられて胃が痛くならない人はいるのでしょうか。カメラワークやキャラの微細な表情で何を思っているのか本当に魅せるのが上手いです。このシリーズは言葉を発しないシーンで何度も何度も泣かされました。一人一人にスポットライトを当てると考察などが本当にキリがないくらい濃ゆくて何回も何回も見返したくなります。苦労の先にある結果を目指す黄前久美子の姿を観て是非とも感動を抱いてください。全国で金賞を取ることができたのかもお確かめくださいませ。
 そして長きにわたりこの素晴らしい作品に携わって製作された全ての関係者にお礼を。

ご唱和ください!せ~の!「北宇治ファイト―!!」
大人になった黄前久美子先生。先生の制服姿のビジュアル待ってます


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