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睡眠中に痙攣が起こるのは病気かも?

寝ている間に痙攣(けいれん)が起こると、不安になりますよね。

今回は、睡眠中に起こる痙攣の種類や改善法についてくわしく解説していきます。

強い運動をした後に起こる筋肉の疲労から、病気が原因の痙攣まで、さまざまな種類があります。



寝ている時に起こる痙攣の原因は?


痙攣とは、自分の意志ではなく無意識で身体が勝手に動いてしまう状態です。

筋肉が勝手に動いてしまう原因は、脳や運動神経系の異常があげられます。

脳の働きが原因の場合は、薬による治療が基本になります。

痙攣で困っている場合には、早めに病院を受診することがおすすめです。

病院にかかる必要のない1番身近な痙攣は「足がつる」ことです。

筋肉に負荷の掛かる運動をしたときや水分不足のときに足がつりやすくなります。

また、妊娠中の方も血流が悪くなるので足がつりやすくなります。



睡眠中の痙攣の種類


ジャーキング

眠たくてウトウトしているときや寝入るときに、身体が勝手にビクッと動いたことはありませんか?

ジャーキングは不随意運動と呼ばれる現象で、人によって動く部分が変わります。

脚が動く方もいれば、腕や頭が動く方などさまざまです。

ジャーキングは居心地の悪い体勢で寝ているときに起こりやすいので、電車やバスで座りながら居眠りしているときなどに起こりやすいのが特徴です。

また、ストレスが大きいときや身体の疲労が強いときにも起こりやすくなります。

入眠時ではなく睡眠中にジャーキングが起こる場合は、階段から落ちるような落下感を伴うこともあります。

レム睡眠中に高い所から落ちるような夢を見ると、身体がビクッと反応して起きてしまうことがありますよ。


むずむず脚症候群

名前の通り脚に不快感が現れる病気です。

不快感が強いので、不眠の原因になってしまう場合がありますよ。

じっとしていられないほど不快感が強いので、バタバタと脚を動かしてしまうことが多いです。

やっと眠れても20~30秒間隔で足が痙攣してしまう方もいます。


てんかん

てんかんは慢性脳疾患のひとつで、発作を起こす病気です。

睡眠中だけにてんかん発作が起こる方もいます。

全身の発作が起こると意識がなくなり、身体全体の筋肉が棒のように固まった後、全身が大きく震える場合があります。

全身発作は子どもに多く、大人になると部分発作の割合が高くなります。

てんかんの治療には、薬物療法・手術・食事療法があります。

たまにでも発作があると運転ができなかったり日常生活に支障をきたしたりするので、薬などで発作を抑えることが重要です。


起立性低血圧

起き上がったときに低血圧になり、ふらついたりめまいを起こしたりしてしまう症状です。

低血圧の度合いがひどくなると、失神してしまうこともあります。

子どもの頃に朝礼などで貧血を起こしてしまう子どもを見たことがある方も多いと思いますが、これは起立性低血圧によるものです。

体重が減少すると起こす割合が高くなるので、痩せている子どもに多いです。

てんかんとの見分け方としては、痙攣がないと起立性低血圧の可能性が高いです。


睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群の方は、睡眠中に痙攣を起こす可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10秒以上呼吸が止まることが1時間に5回以上起こる症状です。
呼吸から十分な酸素が取り入れられなくなってしまうので、筋肉の痙攣が起こることがあります。


熱性痙攣

小さな子どもの場合は、熱性痙攣を起こす場合があります。

高熱が出たときに、全身の痙攣を起こす状態が数分間続くことが多いです。

熱性痙攣のときには、痙攣の状態を動画で撮影しておくと、後で病院を受診するときに医師に状態を伝えやすくなります。



睡眠時の痙攣による影響は?


睡眠時に痙攣してしまうと、睡眠の質が悪くなることが考えられます。

痙攣で目覚めてしまうと睡眠が中断されてしまうので、ぐっすり眠れずに疲れが溜まってしまいがちです。

また、痙攣を起こすのが怖くて寝つきにくくなってしまう場合もあります。



寝ている時の痙攣を改善する方法


運動によって痙攣が引き起こされている場合には、念入りなストレッチや準備運動で改善します。

ジャーキングの場合には、寝具が合っていない可能性があります。

身体に合う硬さのマットレスに変えることや、枕の高さを身体に合わせて快適な寝心地の寝具を揃えてみてください。

また、どのような痙攣の場合でも睡眠時間を確保することと睡眠の質を高めることが重要です。

睡眠の質を高めるには、生活リズムを整えることが有効です。

なるべく同じ時間に起きることや午前中に太陽の光を浴びることで、体内時計のリズムを整えることができます。

陽の光を浴びない生活になると、体内時計を24時間にリセットできなくなり、生活時間が後ろにずれてしまいます。



まとめ

今回は睡眠中の痙攣について解説しました。

睡眠中の痙攣で眠りが浅くなってしまうという方は、寝具を見直すなどの改善法を試してみてください。


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