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銃・病原菌・鉄

読んでみての感想、、、少々長かった~

最初は意気込んで全部読むぞ!と思ったが、、大変そうだったので、多少飛ばしたりして読みました。

知的好奇心が湧くようなところもあったが、事例などが多く、自分にとってはかなりボリューミーで読み疲れしてしまった。元気があるときに全部読み切りたい!!

本の内容(ざっくり)

この本を出版する25年前、ヤリ(ニューギニア人)と著書のジャレド(白人)が話していると、ヤリから突然ある疑問を投げかけられた。

白人はたくさんのものを発達させ、ニューギニアに色々なものを持ってきたが、私たちは自分たちのものと思えるものがないのは何故だろう?

これにはジャレドさんもその当時は容易には答えられなかったようです。これの答えってあるんでしょうか。

白人が賢かったから?情報収集能力がずば抜けて、他から技術を盗みまくったから?それともニューギニア人が劣っていたから?

この問いに対する答えとは、、、

たまたまラッキーな場所にいたから!

こういう結論になるらしい。。(^^)/いくつかのラッキーが重なったようです(笑)

ラッキーポイントは、、

大陸が横長のユーラシア大陸に住んでいたから!

そして、ユーラシアでも最強のラッキーな場所、三日月肥沃地帯(シリアらへん)の近くに住んでいたから!

この住んでいる場所が後々、人類の文明発展などに起因して、ヨーロッパ人が力を持つようになるみたいです。三日月肥沃地帯が最強!!そして農耕民が誕生していく~

最強のラッキースポット三日月肥沃地帯!!

1.栽培に適した植物、家畜可能な動物たくさん!

2.地中海性気候で万々歳!

他にもあったはずだけど、、忘れた。。後でここに追記


持てる者(農耕民)の誕生

人類の歴史は、持てる者(農耕民)と持たざる者(狩猟民族)が争い、そして農耕民が狩猟民を滅ぼして今の世界があります。

ラッキーな土地、三日月肥沃地帯に住んでいたため、周辺は他の地域よりも一歩先に農耕民が誕生しやすかった。この一歩がかなり大きかったようです。

農耕民は食糧生産の技術が高かったので、人をたくさん増やすことが可能になり、狩猟民族とは違う形で生活することが可能になりました。狩猟民のような、その日暮らしからの脱却!食料を貯蓄したりも可能。そして、

職業軍人や政治機構を誕生させることが可能になりました。文字も発明された。武器なども誕生していく~

農耕民による銃、鉄の誕生

これらを農耕民が使って、狩猟民を征服していったようです。

病原菌は?

三日月肥沃地帯、ユーラシア大陸には、たまたま家畜になる動物がたくさんいたため、その周辺にいた人が動物がもっている病原菌にかかったそうです。

そのおかげでヨーロッパ人などは、徐々に免疫をつけていけた。

だから何だ?と思うかもしれないが、これがかなりの武器?になったようだ。

ヨーロッパの人たちが植民地を拡大する際、一緒に病原菌を持ち込み、アメリカ大陸の原住民はかなりの数が死ぬことになってしまった。他の島などでも似たような事があったみたい。。

ヨーロッパ人自身が生物兵器みたいな感じになったんですね。。最初に病原菌にかかりまくった時期の人たちは大変だったんだろうな。。

こんな感じで、やっぱり三日月肥沃地帯周辺の人たちはラッキーでした~

環境がすべて!

この著者の結論は、人種の優劣などではなく、たまたまラッキーな場所にいたから。ただそれだけ。。それだけなんです!!(笑)

この本を読んでて思ったのは、、

人間は残酷なのかな?と思いました。。

本にちらっと書かれていたのですが、ある同じ民族が別々の環境で暮らし、何年か経過すると、戦う民族と温厚な民族に性格が分かれた。そして戦う民族が温厚な民族を滅ぼした、という事例もあるらしい

おー。これには複雑な気持にさせられた。。

でも逆に言えば、環境を変えれば自分をいい方向に変えていけるということでもあるのか!とも思った。

あと思ったことは

聖地エルサレムとかで宗教争いしているけど、あのへんはかなり環境的にいい場所だから取り合っているのか?なんて。神様がどうのこうのもあるけど、単純に何か利益になるものがたくさん眠っているのか。資源とか?

読むのが多少大変だったが、人類史、世界史、宗教史なども勉強してみたいと思えた。今度はもう少し易しめの本でチャレンジしてみよう!


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