トリニダード・トバゴで不動の人気を誇る、日産。その理由とは?
当社では中古自動車部品を約90カ国へ輸出していますが、その取引先の1つにカリブ海に位置する島国、トリニダード・トバゴがあります。
この日本と正反対に位置する国からの注文の80~90%は、日産の中古自動車部品。
世界的に見ると、一番人気なのはトヨタで、様々な国からトヨタの部品のお問い合わせをいただく中、なぜ日産が人気なのか。トリニダード・トバゴで自動車部品の販売をされている当社のお客様にお聞きしました。
約50年前、トリニダード・トバゴでは一家に一台車を持つことがまだ珍しい時代。そんな時にどの企業よりいち早く市場調査にやってきたのが、日産でした。現地の人々が個人で車を所有していない状況に気が付いた日産は、まずは現地のスタッフを採用し、車の販売、ローンで購入できる仕組み、お客様との絆の深め方など徹底的にセールスのトレーニングを実施しました。
セールスマンは一軒一軒まわる営業を行ったのですが、車の営業よりも地元の人とのコミュニケーションに力を入れました。「Hello, how are you?」の声かけから困ったことがあれば自ら手伝い、女性にはギフトを子供のいる家族にはおもちゃやお菓子を持ってきたり、常にお客様のことを考えた行動をしていたそうです。
こういった行動が日産車の購入へと繋がったのですが、驚くことに購入後も購入前と同じサービスを続けたそうです。当時子どもだった人が大人になり、車を購入する際、日産のセールスマンとのいい思い出があるため、自分も日産で車を買うのが当たり前になっていたとそうです。
今は訪問営業自体はなくなったのですが、店舗のサービスは良いそうです。
お客様にとって喜ばれることは何か、そのことに向き合い行動した結果、セールスに繋がった素敵なお話でした。当社もお客様の喜びを我が喜びとすることを商売の原点とし、活動しています。トリニダード・トバコでの日産のセールスマンの様にお客様の喜ばれることにしっかり向き合っていきます。
トップ画像は、今回の話を聞かせてくれたトリニダード・トバコのシェラズさん。当社の大切なお客様です。