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【難問にチャレンジ】介護福祉士国試過去問|こころとからだのしくみ
みなさんこんにちは!
「無料で学べる介護職の学校」こと…
カイゴノチシキ(→YouTubeチャンネル)です。
今回は、「介護福祉士ができる喀痰吸引の範囲」について分かりやすく解説します!
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第32回 介護福祉士国試過去問より
皮膚の痛みの感覚を受け取る大脳の機能局在の部位として、正しいものを1つ選びなさい。
頭頂葉
前頭葉
側頭葉
後頭葉
大脳辺縁系
答え
1:頭頂葉
大脳の機能
![](https://assets.st-note.com/img/1667857752012-o7ZBoDbCUD.jpg)
大脳(脳)は様々な部位に分かれています。
それぞれの部位によって司る機能が異なっているため、「脳のどの部分」が「どの機能をコントロールしているのか」をざっくりと覚えておく必要があります。
前頭葉(脳の前側)
様々な行為を開始する
習得した動作をコントロールする(字を書く、楽器を演奏する、靴ひもを結ぶなど)
複雑な知的過程をコントロールする(話す、考える、集中する、問題を解く、将来の計画を立てるなど)
顔の表情や手と腕の動きをコントロールする
気分や感情に合わせて表情や身振り手振りを変える
頭頂葉(脳のてっぺん)
体の他の部位から送られてくる感覚情報を解釈する
形、手触り、重さの印象を総合的な知覚としてまとめる
数学的な技能や言語の理解に影響を与える
位置の把握(今どこにいるか)と方向感覚の維持(どこに向かっているか)に必要な空間記憶を保存する
体の各部分の位置や姿勢を把握するための情報を処理する
側頭葉(脳の横の部分)
記憶と感情を生み出す
起きたばかりの出来事を最近の記憶や長期の記憶に加工する
長期記憶の保存や呼び出しを行う
音と映像を理解し、人物や物の認識や、聞くことと話すことの統合を可能にする
後頭葉(脳の後ろ側)
視覚情報を処理して解釈する
視覚的記憶の形成を可能にする
視覚情報を隣接する頭頂葉から送られてくる空間的な情報と統合する
参考)MSDマニュアル
脳の部位の名前と機能を理解しておこう
介護福祉士国試を受けるという方は、脳の部位と機能をざっくりと理解しておきましょう。
前頭葉→言語・感情
頭頂葉→感覚
側頭葉→聴覚・記憶
後頭葉→視覚
みたいなかんじで、イメージでインプットすると覚えやすいです。