介護福祉士国試過去問 第33回 介護過程
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今回は、「介護福祉士過去問 第33回 介護過程」について分かりやすく解説します!
第1問 介護過程の目的
介護過程の目的に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
利用者の健康状態の改善
介護福祉職の介護観の変容
他職種との役割の分化
家族の介護負担の軽減
利用者の生活の質の向上
介護過程に関する詳細解説
第2問 介護福祉職の情報収集
介護福祉職の情報収集に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
五感を活用した観察を通して情報を集める。
一つの場面に限定して得られる情報を集める。
初対面のときから踏み込んで情報を集める。
興味のある個人情報を集める。
実践したい支援に沿った情報を集める。
第3問 介護過程の展開におけるアセスメント
次の記述のうち、介護過程の展開におけるアセスメント(assessment)の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
支援内容を説明して同意を得ること。
具体的な支援計画を検討すること。
達成できる目標を設定すること。
支援の経過を評価すること。
利用者の生活課題を明確にすること。
介護過程の展開に関する詳細解説
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000791444.pdf
第4問 短期目標の設定
短期目標の設定に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
介護福祉職の視点で目標を設定する。
多様な解釈ができる言葉を用いて設定する。
実現可能な目標を段階的に設定する。
長期目標とは切り離して設定する。
最終的に実現したい生活像を設定する。
第5問 再アセスメント
次の事例を読んで答えなさい。
〔事例〕
Mさん(78歳、女性、要介護2)は、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。
楽しみは、お風呂に入って肩までつかることである。身体機能に問題はない。短期目標を、「見守りのもと、一人で入浴する(3か月)」と設定し、順調に経過していた。
1か月が過ぎた頃、朝の申し送りで、「Mさんが昨日浴室を出ようとしたときに足を滑らせたが、転倒はしなかった。念のため受診したが問題はなかった」と報告があった。その日の夕方、介護福祉職が入浴に誘うと、「行きたくない」と強い口調で断った。それから1週間入浴していないことを心配した介護福祉職が居室を訪ねて、安全に入浴できるように浴室内を整えたことを伝えた。しかし、Mさんは、「怖いから」と小声で言った。
Mさんの再アセスメントに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
順調に経過していたときの状況を分析する。
「怖いから」という思いを解釈する。
入浴を断られた介護福祉職の思いを理解する。
入浴時間の変更を検討する必要があると判断する。
入浴を面倒に思っていると判断する。
第6問 支援の方向性
次の事例を読んで答えなさい。
〔事例〕
Mさん(78歳、女性、要介護2)は、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。
楽しみは、お風呂に入って肩までつかることである。身体機能に問題はない。短期目標を、「見守りのもと、一人で入浴する(3か月)」と設定し、順調に経過していた。
1か月が過ぎた頃、朝の申し送りで、「Mさんが昨日浴室を出ようとしたときに足を滑らせたが、転倒はしなかった。念のため受診したが問題はなかった」と報告があった。その日の夕方、介護福祉職が入浴に誘うと、「行きたくない」と強い口調で断った。それから1週間入浴していないことを心配した介護福祉職が居室を訪ねて、安全に入浴できるように浴室内を整えたことを伝えた。しかし、Mさんは、「怖いから」と小声で言った。
再アセスメントによって見直した支援の方向性として、最も適切なものを1つ選びなさい。
湯船につかる自信を取り戻す支援
浴室内の移動の不安を取り除く支援
浴室まで安全に移動できる支援
足浴で満足感を得ることができる支援
身体機能を改善する支援
第7問 主観的記録
次の事例を読んで、答えなさい。
〔事例〕
Aさん(80歳、女性、要介護3)は、パーキンソン病(Parkinsondisease)と診断されている。診断後も家業を手伝いながら、地域の活動に参加していた。
半年前からパーキンソン病(Parkinsondisease)が悪化し、動作は不安定となったが、「家族に迷惑をかけたくない」と、できることは自分で取り組んでいた。また、主となる介護者である娘に服薬を管理してもらいながら、通所介護(デイサービス)を週3回利用し、なじみの友人と話すことを楽しみにしていた。
最近、通所介護(デイサービス)の職員から娘に、昼食時にむせることが多く食事を残していること、午後になると、「レクリエーションには参加したくない」と落ち着かない様子になることが報告された。
介護福祉職がAさんについて、主観的に記録したものを1つ選びなさい。
パーキンソン病(Parkinsondisease)と診断されている。
帰宅願望から、レクリエーションの参加を拒否した。
「家族に迷惑をかけたくない」と話し、できることは自分で行っていた。
週3回、通所介護(デイサービス)を利用している。
昼食時にむせることが多く、食事を残していることを娘に報告した。
介護記録に関する詳細解説
http://www.medical-friend.co.jp/pdf/1437.pdf
第8問 生活課題の優先順位
次の事例を読んで、答えなさい。
〔事例〕
Aさん(80歳、女性、要介護3)は、パーキンソン病(Parkinsondisease)と診断されている。診断後も家業を手伝いながら、地域の活動に参加していた。
半年前からパーキンソン病(Parkinsondisease)が悪化し、動作は不安定となったが、「家族に迷惑をかけたくない」と、できることは自分で取り組んでいた。また、主となる介護者である娘に服薬を管理してもらいながら、通所介護(デイサービス)を週3回利用し、なじみの友人と話すことを楽しみにしていた。
最近、通所介護(デイサービス)の職員から娘に、昼食時にむせることが多く食事を残していること、午後になると、「レクリエーションには参加したくない」と落ち着かない様子になることが報告された。
その後、娘が腰痛を発症し、Aさんは短期入所生活介護(ショートステイ)を利用することになった。
次の記述のうち、短期入所生活介護(ショートステイ)におけるAさんの生活課題として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。
食事を安全に摂取できること。
服薬の管理ができること。
通所介護(デイサービス)の利用を再開できること。
なじみの友人ができること。
地域の活動に参加できること。
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