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君達が合格できたのは、父親の経済力。そして、母親の狂気5

 「俺は、何も学年の300人全員東大専門コースに来てほしいなんて思っちゃいない。来るのはせいぜい1人か2人。それで十分だ。」

 「逆にいうとやってみようと思い立ち、実際に行動するヤツは‥集団の中で1人か2人しかいないということだ。」


 「それ以外は、なんだかんだ理由をつけてやらない。グズグズしているうちにやる気を失う。そんなヤツらは、相手にしない。俺が待っているのは、1人や2人の動くヤツだ。」

 『ドラゴン桜』桜木の言葉です。



  教育から得られる利益-教育に支払う費用=子どもが将来得る事が出来る収益


 投資を考える時、誰もが「収益率」を考えます。

 教育を投資という視点で見た場合も同様で、親が、子どもに対する教育に投資をする時には「収益率」を考慮する事は、当然の思考となります。

 そして、教育を投資という視点で見た場合、親が出来る事は「収益率」を最大化する事にあります。


 勿論、子どもに教育を受けさせる理由は、金銭的な動機に限られません。

 しかし、その場合も、たとえば「学びを得る喜び」等も「収益」に含めればいいのです。



 では、子どもの教育にお金や時間を掛けるとしたら、いつがいいのでしょうか?

 最も「収益率」が高いのは、子どもが小学校に入学する前の幼児教育です。


 何故、就学前の幼児教育の人的資本投資の「収益率」は、高いのでしょうか?

 この答えは、至ってシンプルです。

 人生の初めの段階で得た知識は、その後の教育の役に立つからです。


 算数・数学に例えるのが、わかりやすいでしょうか。

 九九が出来ないと因数分解は出来ず、因数分解が出来ないと微分積分も出来ません。



 シカゴ大学のヘックマンが行った「ペリー幼稚園プログラム」と呼ばれる就学前教育プログラムがあります。

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