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高齢者のお金を狙う意外な・・・

在宅介護で日々大変な思いをされている方の負担を少しでも軽くしたいと、在宅介護の経験記事を投稿しているYoshi夫婦です。

以前、「実録!認知症の父が詐欺被害!!」で我が家で実際にあった、金銭被害の記事を書かせていただきました。あと、セールス、通販などの対策「認知症と介護と通販と②」で紹介させていただきました。

今回は、以前紹介したあからさまな、高齢者を狙った詐欺やセールス以外の、高齢者のお金を狙っている意外な存在をお伝えしたいと思います。

ズバリ、銀行です!

高齢者のお金を狙っている。正確に言えば、あてにしている存在。それは銀行です。

銀行は当然、預金者の残高などを把握しているのでお金を持っている高齢者を知れる立場にあります。

そして、何より高齢者からの信用が高い存在なんです。そこが、気付かないうちに高齢者のお金をあてにする。高齢者相手に商売をする存在なんです。

気づいたら銀行の都合のイイお客さん

銀行が、高齢者のお金をあてにして、結構えげつない事をしているなぁ、と気づいたのは、認知症をなって金銭の管理が難しくなった父と銀行との取引状況を確認した時でした。

銀行に預けている資産の半分程度が、投資信託、外貨預金などの資産運用になっていたのです。

その内容も、銀行に都合のイイものばかり

父は見事に、銀行の都合のイイお客さんだった様です。

高齢者に投資を勧める理由

今の時代、現金で持っていても利息も低いし、投資信託や外貨預金を利用すること自体は、悪い事では無いです。ある意味では合っています。

もちろん、分かっていて資産運用をしている方なら全然OKです。

でも、資産の半分が投資に回っているのは異常です。

しかも、父の場合、取引の銘柄がどう考えても、銀行に都合のイイ投資商品でした。それは手数料が高いもの

銀行が投資商品を勧める理由は、手数料です。投資信託は、持っててくれるだけで、銀行に手数料が入る仕組みになってます。

父の取り引きも、見事に手数料が高いものばかり。運用は利子程度の儲けどころか、マイナスになっていました。

高齢者の資産運用は

Yoshi夫は、介護が始まってから父母のお金の管理を目的に、ファイナンシャルプランナーの勉強をしました。

その観点から、高齢者の資産運用は、攻めた投資信託などではなく利息は低くても定期預金や国債など、リスクを低く資産が減らないように運用するのが王道です。

お金を扱っている、銀行がそれを知らないはずはありません。でも、父の取り引きは、リスクを伴う金融商品ばかりでした。

投資商品は家族からしたら面倒な代物

銀行の都合のイイお客にされているだけでは済まないのが、投資商品の厄介なところです。

父が要介護になり、銀行の窓口に行く事が出来なくなってしまい(認知症である事が銀行に知れると口座が凍結される恐れがあります)、代理で投資信託を解約したいと銀行に相談したところ、「本人じゃないと解約できない」「入院して銀行に来れなくても本人以外は委任状があっても解約できない」とまったく取り合って貰えませんでした。

つまり、父の資産の半分の投資商品はもう解約も出来ず、使えないお金になってしまいました。

どこの銀行とは言いませんが・・・

今回の出来事、どこの銀行とは言いませんが。全国的に誰でも知っている大手銀行です

もちろん、すべての銀行が同じような営業をしているとは思いたくありませんが、高齢者相手に投資委用品を積極的に営業している話は良く聞きます。

実際、父宛に銀行から営業の電話が今でもかかってきます

この記事をお読みになった方々の親御さんが、銀行のイイお客さんになっていそうでしたら、ぜひ見直しを勧められた方が良いかも知れません


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