在宅介護のツラさを1g軽く:Yoshi夫婦(オットとツマ)

在宅介護で悩まれている方の心の負担を1グラムでも軽くしたい。 父71歳で認知症、母74歳で身体不自由に。ある日突然、両親のダブル介護。 その時、同居していた私達夫婦は40代になったばかり。一足先に在宅介護の問題に直面して、学び、思い、感じた、わずかながらの介護の知恵を発信します。

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在宅介護で日々大変な思いをされている方の負担を少しでも軽くしたいと、在宅介護の経験記事を投稿しているYoshi夫婦です。 今回は、介護をしている時にありがちな、親の年金だけでは足りないから介護費用を立て替えて、相続の時に清算する、と言う場面での注意点についてお伝えしたいと思います。 相続で清算の注意点とりあえず家族が介護費用を立て替えて、亡くなった時に家や土地で清算出来ればいいか・・・ と言う場面が、介護をしているとあるかもしれません。 でも、その時に注意しなければい

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          在宅介護で日々大変な思いをされている方の負担を少しでも軽くしたいと、在宅介護の経験記事を投稿しているYoshi夫婦です。 認知症介護が始まると、利用するべきか悩む「成年後見人制度」についてお伝えしたいと思います。 成年後見人制度とは介護保険法が施行された、2000年に導入された「成年後見人」の制度は、認知症や障害で財産の管理や契約などの判断が出来なくなった人の、支援や保護のために導入・・・細かいことはややこしいんで・・・ 要は、認知症高齢者をターゲットにした悪徳商法、悪

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          介護と医療費控除 デイサービス代も対象になることも

          在宅介護で日々大変な思いをされている方の負担を少しでも軽くしたいと、在宅介護の経験記事を投稿しているYoshi夫婦です。 今回は、「20万円以上戻ってくることも!介護と確定申告」に続いて、介護と医療費控除についてお伝えします。 医療費控除はぜひやるべきはじめに、医療費控除について簡単にご説明します。 確定申告で行う医療費控除は、前の年の1月1日から12月31日までにかかった医療費で10万円を超えた分を収入から控除して、その分の税金が戻ってきます。 控除された分の税金が

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          認知症と介護と通販と①

          在宅介護で日々大変な思いをされている方の負担を少しでも軽くしたいと、記事を投稿しているYoshi夫婦です。 今回は、認知症で困った行動の一つ、次から次へと買っては届く、通販への我が家の対応をお伝えしたいと思います。 山のように届く通販商品ツマ父の認知症の症状が顕著になってきた頃に始まったのが、山のように届く通販商品がありました。 認知症の方の困った行動に、通販に限らず同じものを買いまくる、不要なものまで買って来る事が良くあるようです。 認知症になると、認知機能の低下、

          20万円以上戻ってくることも!介護と確定申告

          在宅介護で日々大変な思いをされている方の負担を少しでも軽くしたいと、記事を投稿しているYoshi夫婦です。 今日は、もうすぐ始まる確定申告で介護に関係する事をお伝えしたいと思います。 税金が戻って来るかもしれません! 介護認定を受けて、要介護以上の認定を受けている方は、控除で税金が戻ってくるかもしれません。 要介護の介護認定を受けていると、障害者控除の対象になります。 詳しくは、要介護1以上の認定を受けている方は、役所から「障害者控除対象者認定」を貰うことで、介護度によって

          20万円以上戻ってくることも!介護と確定申告

          自己紹介。Yoshi夫婦と申します

          はじめまして。Yoshi夫婦と申します。 オットとツマと猫3匹、ツマの両親と二世帯同居生活をしていました。 ツマの父が脳血管性認知症、ツマの母は加齢による筋力の低下で家でも歩行器を使用する状態に。 同時に要介護者になり、突然ダブル介護が始まりました。 この時、 ツマの父はまだ71歳。ツマの母は75歳。 私達夫婦も、オットは41歳、ツマは39歳。 まさかこんなに早く介護が訪れるとは思っていませんでした。しかも、二人同時のダブル介護でした。 当初、要支援1だった二

          介護認定の時の我が家なり考察②

          全記事の「介護認定の時の我が家なりの考察①」で、認定調査の際のポイントをお伝えしましたが、今回は医師との面談、意見書についてお伝えします。 介護認定の申請には、かかりつけ医の意見書が必要です。 大袈裟に書いて貰う必要はありません介護サービスの点数が足りなくて、今の介護度では低く感じている、だから介護度を上げたいと思う事もあるかもしれません。 しかし、介護サービスが現状で間に合っている、点数も足りている場合は、介護度が上がると、支払う金額も増えるので、介護を受ける方の実態

          介護認定の時の我が家なり考察①

          家族で介護が必要になった。 まず、役所の「地域包括支援センター」に相談。介護認定を受けるようにしましょう。 介護認定は、申請してから調査、面談、審査があり、申請してから1か月かかる場合もあります。 今回は、介護認定を受ける際のポイントをご紹介します。 ・面談でおさえてく事介護認定の審査を申請すると、役所から調査員の方が来られて、被介護者(介護を必要とする方、我が家の場合はツマ父、ツマ母です)と話をして、認知症の場合は受け答えなどの確認。身体的な介護が必要な方には、歩行