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介護現場から呟き『事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!』
お久しぶりです。ikedaです!
懐かしい。踊る大捜査線で、織田裕二さん演じる青島が、会議室の幹部に向けて言った名ゼリフです。
この1ヶ月ほど、職員の体調不良が続き、カツカツで現場を回しています。
上層部と現場の温度差、認識の違いを日々感じるなかで、このタイトルがぴったりだと思ったのでつけてみました。
お食事は基本的にリビングに集まって召し上がります。ベッドや車椅子上で食事介助をする方もいます。席を立ち「家に帰るよ」と歩き出す方、スプーンの柄の部分でご飯をすくおうとされるため何度も握りなおすお手伝いをしたり、気がつくと手でご飯を食べる方、全て混ぜてしまうため1皿ずつ提供する方、さまざまな方のお食事を進めながら内服介助、口腔ケア、排泄介助を行っていきます。
人員的には、1ユニット1人いればいいのですが、実際の現場はとてもじゃないですが足りません。
そんな目まぐるしい日々を繰り返しながらも、惰性にならないように、それでも大切なことは見落とさないように気持ちを奮い立たせます。
ピンと張り詰めた気持ちの糸が切れそうになるときは、上から周ってくる業務連絡です。
・家族が来たら挨拶をすること
・フロアは綺麗にすること
・水道代が上がっているため節水すること
・職員紹介してくださる方募集
うーん。。異次元の場所から連絡が来たのかな?
現場はその日の休憩回しを考えることでカツカツ。
目の前の業務を確実に終わらせていくことに集中しますが、一日終わって思うのは「今日何してたんだろうな」そんなことばかり。
生きている張り合いみたいな部分への支援がなかなか届かない。。
ヘルプのお願いに、シフト表を見て「でも今日職員、○人いますよね?」と言う上の方々。
「人数の問題じゃないんです!!」と詰め寄る私は、厄介な職員に括られるんだろうか。。。
現場を束ねる方達もきっといっぱいいっぱいなのだろうとも思う。ただ、同じ施設内にいるのに現場に足を運んできてくれない事に、少し違和感を感じてしまうのだ。委員会や会議のテーマはいつも現場の事なのに。
ケアの在り方も、そこで生じる問題や改善すべき点も、ご利用者や職員の声も、現場にある。
もっと運営と現場が一体となり取り組むことは出来ないのだろうか。人員を確保するため採用に力を入れることはもちろん、辞めないで働き続ける環境づくりも同時に行わければならないと思う。
そして自分には何ができるのだろうか。
そんな日々のつぶやきを、いろいろな介護現場の仲間と交わしてみたいと思い、「介護おしゃべり交流会」第一回開催します!
ZOOM開催です。
6月30日(金) 20:00〜21:15
7月2日(日) 20:00〜21:15
ぜひお気軽にご参加してくださいね。
詳しくはこちらから。