実務者研修と外国人介護スタッフ
こんにちは。
日本語教師で介護福祉士の内藤です。
毎日noteを更新中!!
今回は実務者研修と外国人介護スタッフについての
お話です。
特定技能の外国人介護スタッフに
『介護の日本語』を教えています。
私の学習者はこれから実務者研修の
スクーリングを受けるということで、
通信添削に大忙しとのことでした。
２カ月間、休みは通信添削の勉強だったそうです。
このような外国人介護スタッフの努力を
介護施設の関係者の方に知ってもらいたく
思います。
実務者研修はスクーリングを受ける前に
通信添削を終わらせる必要がありますね。
私は時間がなかったので
夜勤中に終わらせました。
日本人なら、集中してやれば、
そこまで時間がかからず
終わらせることができます。
ちなみに私の同僚は、
先に通信添削が終わったスタッフの
答えを丸写ししていました。
このようなズルをする人もいる中、
私の学習者は真面目に取り組み、
自力で２カ月間、
休日返上で頑張って終わらせたそうです。
日本語のサポートがあったり、
施設の方のサポートがあれば
２か月間も休日を通信添削に
費やすことはなかったはずです。
実務者研修のテキストは
日本人向けに書かれているので、
外国人にとっては日本語が難しすぎます。
日本人が読んでも眠くなりますよね。
それを外国人がサポートがなく、
真正面から向き合うのは酷です。
いままで外国人介護スタッフに
日本語を教えていて、
実務者研修をきっかけに
介護福祉士になることを
諦める方が一定数いました。
日本語があまりにも難しすぎて
勉強意欲がなくなってしますのです。
施設関係者の方には、
外国人介護スタッフが実務者研修を
受けるために必要な日本語力があるかどうか、
見極めてから送り出してほしいです。
いざ、実務者研修をうけるとなったら、
サポートしてあげてください。
外国人介護人材とキャリア形成と日本語力
外国人介護スタッフのキャリア形成を
日本人と同じように考えていると、
失敗することがあります。
実務者研修は外国人介護スタッフに
とって負担が大きすぎてしまうことも
ありますので、しっかり見極めて
サポートをお願いしたいです。
いままで、とても熱意のある
外国人介護スタッフが、
実務者研修の受講をきっかけに
介護福祉士になることを
諦めてしまった方を見てきました。
本当に悲しいことです。
このような事例を少しでも減らしたいです。
何かサポートできることはしたいですし、
もっと日本語教育のことを知ってもらって、
頼ってもらえらば、国家試験合格まで
無理なく並走できるのですが。
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介護を学ぶ外国人の方がいらしたら、ご紹介ください。
お役に立てれば幸いです。
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