介護の特定技能実習生 実務者研修の準備
来月、実務者研修のスクーリングを控えている介護の特定技能実習生の方々に日本語を教えています。
スクーリングまでちょうど1ヵ月になりましたので、授業準備に気合が入っています。
私も実務者研修を受けましたし、スクーリングのお手伝いをしていたこともありますので、外国人材の方が実務者研修を受けた際、どんなところで苦労するか想像できます。
まず、事例を読むことに相当苦労すると思います。
英語に例えるなら長文読解ですよね。
しかも医療介護の専門用語が混じっている長文を日本人と同じスピードで読むのは厳しいです。
ケアプランも読めるか心配ですし、ICFは独学の事前学習では理解できてないと思います。
スクーリングの個人ワークでは、書く作業が多くありますが、外国人にとって「書く」ことはとても大変です。
語学において4技能「読む」「書く」「聞く」「話す」の中で「書く」ことが一番難しいと言われています。
などなど、外国人が実務者研修を受けるのが難しい理由をあげたらきりがありません。
以前、EPAの候補者に日本語を教えていた際、実務者研修に参加したことがある候補者がいました。
(EPAは特例で実務者研修を受講しなくても介護福祉士国家試験を受けることができます)
そのEPA候補者の方々は日本語が上手で日本語能力試験(JLPT)N1も持っていましたし、施設で働いて2年がたっていましたが、実務者研修のスクーリングがさっぱりわからなかったと言っていました。
やはり、外国人の方々にとって実務者研修はかなりハードルの高いもののようです。
以上のことを踏まえたうえで、実務者研修のスクーリングを円滑に受けられるようにサポートしようと授業準備をしています。
例えば、ケアプランの例を作って読む練習をしたり、ICFを理解してもらってから環境因子や個人因子に分ける練習をしたりなどなど。
私も実務者研修を受講していい刺激を受けました。
すごく学びや気づきのある研修でしたので、これから受講する方々にも、学びや気づきを得られるようサポートできたらと思って準備をしています。
外国人材の方々を実務者研修に送り出す際に、事前準備をしていますか。
実りのある研修にするために事前準備は必要だと思います。
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